気温が上がる予報だったがそれほどでもない。むしろ肌寒いくらいだ。午前中は図面を描いて午後は打ち合わせ。打ち合わせや図面が続いて休みも取れず疲れてきた。明日は何としても休みにしないと。
見学会で新しいお客様が増えて設計に時間を取られる。大掛かりなリフォームなので既存を生かしながら新しいものに変える。今までのクロス張りから漆喰や木表しで雰囲気を変えたいと言う。もちろん老後のことも考え暖かく便利にしたい。
リフォームは既存の構造がどうなっているか重要だ。柱位置や梁のかかり具合だ。それによって入れ替えやかつぎをいれないとならない。強度的なことも断熱も全て満足させないといけない。
ただ丈夫になれば良いのであれば簡単だ。どうやって雰囲気やインテリアを変えるか、それも画期的に変えたい。和のテイストを生かして機能的にするかだ。和の雰囲気は熟年世代に受ける。自分が生まれ育った環境がそうだったので馴染むのだろう。
それだけでなく無駄を排し機能的にしようとすると和の様式がマッチする。家具や敷物などで作るのではなく構造そのものでインテリアを作る。障子を入れ畳を入れるとそれだけで本格的な和風になる。その落ち着いた雰囲気の中で老後を過ごしたいと思う方も多い。古民家リフォームのコンセプトはそこにある。