青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

昨日は夕方から孫を見ることになりブログを書く時間がなかった。全く個人的な事情による。昨日は午後から先日の現場の取材があった。地産地消の本の取材でM氏が直接取材に来た。今日は一転してヤマセ気味から朝からムッとする暑さだ。温度差が激しい。 
 
毎日のように事務所にばかりいると体調がおかしくなる。運動不足もあるからあちこち痛くなったりする。設計作業はじっと座ったきりで頭だけを酷使する。疲れるのは頭であって体ではない。そのバランスが崩れて調子が悪くなるのだろう。 
  
完成現場へ行くと自分が設計したにもかかわらずおやっと思うことがある。思っていたより良かったり悪かったりいろいろだ。思うに現場が進行中は施主に良く見せようとか時間を減らして利益をあげたいとか考えている。仕事なのだから当たり前だが邪念の入った目で見ている。 
 
自然の美しさのように何も考えずに見ることで良さがわかる。それと同じで計算した以上に効果があって良かったり悪かったりがある。設計のノウハウはこう言う事例の中から学んだことの積み重ねだ。 
 
理論理屈の理想論や驚かせて派手な効果をあげたいなどの積み重ねから何も生まれない。設計者の中にはパフォーマンスに長けたのもいる。しかし時間の経過で積み重ねるものがない者は忘れ去られる。地道にノウハウの積み重ねがないと生き残ることができない。 
 
不滅の大記録を上げるイチローとは比べるべくもないが積み重ねと継続だけが結果を生む。一つ一つ努力を重ねノウハウを貯め少しずつレベルを上げていく。歩は鈍くても最後に立つ位置は簡単に真似ができないものになる。その差はイチローほどでないにしても少し違ったことができるようになる。