青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

今日も作業場で息子と材木選定。来週からもう一人大工が来て刻み開始。メインの4寸角五寸角はなんとか揃う。追加で製材所から買ったので数は間に合う。問題は大黒や梁などの見柱などだ。つまり見せ所ってことだ。 
 
フォークリフトが故障し製材所から借りたリフトで狭い作業場であちこち動かす。100坪近いとは言え在庫が入ると動くところがない。残念なことに倉庫の外が狭くて道路まで積んである。あまり通行がないとは言え近所迷惑なことではある。 
 
丸太などはどうしても外で乾燥するから道路脇に積んでしまう。崩れたりすると危ないので本当はまずい。まあ平たく積むようにはしている。材木も大黒など広葉樹は何年も置くので整理するたびに外に出す。あまり雨には当てられないのだが矢無を得ない。 
 
その広葉樹をざっと挽いて荒挽きと言うが選定する。使う材の寸法と露出の程度で荒挽きしたのから選ぶ。これがなかなか難しく何度も挽き直すこともある。思うような目が出ないとか腐っていたとかだ。外はきれいでも中心部が腐っているのはよくある。切った小口を見ればある程度わかる。 
 
見せ場である梁や大黒はすべての面が見えるとは限らない。下からしか見えないとか片面だけが出るとか様々だ。その場面で使う材を選ぶ。太さとかは重要だからある程度目が悪くても寸法は重要視する。 
太さは素人でも分かりやすいので施主のなかには不満を持ったりすることもある。しかし縦横すべての材を太くしても良い訳ではない。全体のバランスで空間の大きさに比例しているのが重要だ。すべて太い柱で建てたこともあったが大してインパクトがない。要はメリハリだろうと思う。