昨日の日曜は朝から自宅倉庫の材木整理。製材の時に出た皮の部分から取った板がある。大黒や梁などで珍しい木やいい目が出たのを集めておく。そもそも大黒とか大梁は広葉樹で樹齢も多く良い目が出たりする。
新築するとカウンター材とかアクセントの幕板とか使うときがある。在庫がなければどこかから買うよりないがあまり手に入らない。使いたいイメージもあるし太さ長さもある。
何より目が良いとか変わった感じになれば最高だ。普段使う広葉樹では出ない雰囲気を作れる。杉などでアクセントにはめ込むとかよく見るがそれとはかなりインパクトが違う。
店舗などでも本物の板に店名を記したりする。あれとは意味合いが違うが本物とか既製品にない印象を出せる。カウンター材も集成材一本やりでなく無垢の味を出せればグッと引き締まる。
古民家風とかになるとこう言う手法が昔からあって大工たちの自己主張になったりする。センスの問題なのでやりすぎると失敗する。まあ素材の大きさや色などがかなり影響する。
昔の家には大工たちのお遊びのような主張があった。太い柱や梁なども自分のセンスを見せる格好の場だったに違いない。他所の人が見てホーッとかすごいとか言われると施主は喜ぶ。
単純に素人を喜ばせるだけでなく長く使ってみてただの飾りでないのがわかったりする。そんな大工のイキを現代にも生かしたいと思っていた。技術だけでなく素材も重要なので選んで使いたい。となると在庫するよりない。