今日からまた大工が増えて3人。気温が低いせいもあって内部仕事。二階の寝室の杉床を貼った。息子は製材所へ行って欅の階段材などを挽いた。外壁の板も挽いてもらっている。
二階の根太は現しなのでフローリングの裏が見える。厚さは28ミリで両面仕上げになっている。フローリングは普通裏面が少し隙間ができるようになっている。湿気などで膨らんだりしないためだ。だから裏面は貼り上がりが少し違う。
寝室は畳なのでフローリングが荒床なのだが裏は見える。今回は裏表逆に貼って下から見た目を優先した。本当に微妙な違いなので気がつかないかもしれない。
隙間だけを言えばそうなのだが節や汚れなどは裏面に加工する。両面仕上げで裏面も見せると言うケースは想定外なので汚いのは裏にする。逆に言うと両面仕上げ、さらに両面現しは無いと言うことなのだ。
当社は二階床現しはよくやる。根太も見えるから4寸角の3無を使う。強度的なものと見た目の美しさのためだ。節のない役物を使うから相当なコスト高になる。それだけに見た目もかなり良くなる。
そもそも両面仕上げのフローリングは材料も相当な良いものを用意する。厚さも36ミリくらいの板が必要になる。それだけでも相当なコストになるから根太も合わせて超豪華版なのだ。
築10年を経た現場もあって時間の経過とともにその美しさは確認済みだ。天井の高さもあってえも言われぬ家になる。ものすごいコスト高になっても何とか可能なところはやるようにしている。