コンクリート工事がある新築の現場へ朝寄る。午後一でスラブを打つ予定だ。基礎工事はこれで大体終わりになる。いよいよ来週から建て方に入る。
午後はリフォームの現場で腰壁に貼る板を出した。在庫であるものから貼るつもりなので倉庫から引っ張り出す。まともなものは残っていないから使える部分だけを見繕う。
杉材などの羽目板は毎回使うので半端な残りが出てくる。トイレとか小さい場所にはなんとか間に合う量がある。大きな部屋だと一面ごとに違ったりする。貼る大工は面倒くさいこと夥しい。
羽目板とかフローリングは余ったものを残して置く。前にも書いたように作る場合が多く作るので現場ごとに余る。足りない場合に同じものがないからだ。オリジナルの寸法で樹種も違えばかなり複雑な数になる。
今回は一部屋に何種類かの板が使われる。幅や厚みが違うのだが貼ってみるとそれほど違和感はない。樹種が同じであれば貼り上がると同じに見える。
少しでもコストを下げようとあるもので作る場合がある。利益確保と言うより漆喰だけより腰壁があった方が断然良い。手間と材料費がかかるから高くなるところだが何とか手間賃ぐらいで収めたい。
倉庫を引っ掻き回し寸法を当たって同じものを探すのは面倒だ。大工たちは残り物は狂ってしまうので新しいものでやれとうるさい。少しでも良いものを作りたいこちらの気持ちなど御構い無しだ。