青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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ブラインドの取り付けを頼まれた。今朝一番に自分で取り付けする。昨日から風除室の取り付けもあって現場へ寄った。今日で終わりそうな感じだ。40年前は若いサッシ屋だったのがすっかりロートルになった。付き合いが長い。 
 
基礎の内部のタタキを打てば基礎工事も終了になる。メッシュを敷いてコンクリート打設の準備をする。周りの整地と板のベランダの基礎をつければ上棟ができる。来週には材料運びや足場組みが始まる。 
 
伐採の後の整理も終わり木こりもいなくなって元の静けさが戻った。土場に積んだ丸太も製材所へ運んで春の植林を待つばかりだ。カラマツと杉は予想より少しばかり多かった。今挽いても乾燥して使えるのは来年の夏以降になる。 
 
今年のお盆前に挽いたのが来春には良い感じになる。国産材を使って家を建てるにはこのサイクルが必要だ。現場が途切れたり重なってもうまく回らない。製品買いだとコストが少し上がる。 
 
真壁の漆喰仕上げの家は当社にはスタンダードになる。予算次第でいかようにもとはいかない。基本は真壁漆喰なのだ。予算もあるのでコストは常に下げる努力をしている。製品買いよりは丸太で製材した方が小割材も出るので下がる。 
 
実は丸太買いはもっとメリットがある。製品買いは並材は並材の値段だ。丸太からは並材だけでなく一無や役物が取れる。これが多く出ると大いに儲けが出る。出るのだが資金繰りとか考えると思うほど儲からない。 
 
博打のようなものだから使う分だけ買った方が利益率は上がるかもしれない。計算上だけでなく丸太買いをするのは同じコストで少しでも節のない良い家を建てたいからだ。必ずしも施主は望んでいないかもしれないのにセッセと丸太を見に行く。