青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

今日も朝は冷え込み日中は和らぐ。午前中は図面で午後から材料の配達。本来は大工の仕事なのだが時間が惜しいので私が運ぶ。作業場には毎日行くわけではないので在庫などを見るには都合がいい。 
 
昨年の12月に伐採した杉が製材済みで在庫をしている。次かその次あたりに使えるようになる。丸太は秋に伐って冬に製材をすると春の乾燥期で乾く。逆に春に伐って夏乾燥だと最悪だ。 
 
虫は繁殖するしカビが生えて黒くなるしこれだけは避ける。虫は何種類かあってひと冬ぐらいでは死なない。前年に挽いた材からも虫が出てくる。作業場には常に在庫があるから新しい材木が入ると移るのだろう。 
 
つきにくいのは杉で虫も昆虫だから広葉樹は好みだろう。虫は皮と白太の間に入るので製材する際には機械で皮を剥く。伐採のゴミや小石を取るのと皮を残さないためだ。 
 
ところが当社自慢の曲がり材は機械で皮を剥くのが面倒だ。ほんの少しでも皮を残せば必ず虫が入る。在庫をする際は手で残った皮を剥かないとならない。忘れると穴だらけになって使い物にならない。 
 
虫は一箇所から入ってもあちこち食い散らす。木には白太と赤身があって白太だけしか食わない。悪いことに製材すると皮に近い部分を使うから必ず出てくる。曲がり材が出回らないのはこう言うリスクがあるからだ。