青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日に続き日中は暖かい。朝晩は氷点下6度でも気温が上がり溶けてくる。午前中は打ち合わせ午後から作業場から現場へ配達。さすがに3人もいると作業が早い。外部は大体できて内作に入る。 
 
板金屋が廃業することになって最後の付き合いになる。職人が70歳を超えて辞めるので仕方がないと言う。肝心の社長も病気になって入院する騒ぎになった。先代が早く亡くなって長男と奥さんとでやっていた。 
 
実は板金屋の先代は私の叔父にあたる。社長は従兄弟になるが付き合いは子供の頃からだ。紆余変局があって私の方が建築の世界に入った。従兄弟は子供の頃より板金屋を継ぐ予定だったから業界は長い。 
 
跡を継ぐものがおらず廃業の道を辿る。業界の中にはあと何年も続かないだろうと言う候補が沢山いる。子供が継がないとか職人が減ってできないとか様々だ。 
 
当社も設計事務所としては私で最後かもしれない。大工の息子は設計の道は進まないと思うからだ。職人として生きることを選択したがある意味正解もしれない。設計とか請負はだんだん厳しさを増すと思われる。 
 
職人は減る一方だから仕事を選ばなければ続けられる。特に伝統的な職人は激減の一歩だからほぼ競争がない。仕事は減っても無くなることはない。歳を取っても体さえ元気ならいつまでも続けられる。設計の道よりも将来的に可能性が高いかもしれない。