朝一でトラックの車検で工場に持ち込み。代車を借りてそのまま現場へ行く。乗り慣れない軽自動車でさらにオートマなので初心者並みのぎこちない運転。慣れるのに半日かかって途中エンジンが掛からず電話で聞いてやっと動かす。
午後から看板の支柱が腐って補強をしたいと言う現場へ行った。電柱を何本か立ててそれに看板を取り付けている。根本のところが腐ってグラつく。控えの電柱もあるのだがこれでは保たない。
電柱は何種類かあって電力と電信電話用がある。電力の方は含浸塗料とコールタールで半永久的なほど腐りにくい。ところが電話用の方は表面だけの塗装なのか腐りやすい。値段が安いので看板用によく使われる。
今回のは電話用の電柱で太さも細く割れも入っている。根元のところから腐れが入って折れかかっている。電気の配線やメーター類も取り付けてあるしそもそも看板を下ろすのも容易でない。
そこで腐った電柱のすぐ脇に同じくらいの電柱を並べて立てて緊結することにした。工事の容易さと費用の面で一番適している。クレーンとかコンクリートなども使わず費用の面でかなり有利だ。
電柱さえ見つけることができれば何とかなる。バックホーで1mぐらい掘って脇に立てて全ネジボルトで連結する。問題なのは傾いた電柱をどうやって起こすかだろう。建て方の時に柱の傾きを直すチェーンブロックがあるので使えるかもしれない。
仕事の種類は選べない。来たものは何でもできるものはやる主義なのであらゆる業者に電話をして聞いている。電柱を見つけるのと掘る機械を手配できるかだ。職人とか土木関係なら何とかなるかもしれない。