昨日と同じくらいの気温で暑くて我慢ができないほどではない。現場の職人たちは汗まみれで奮闘中だが。新築の現場は今日からまた大工が外壁はり。リフォームは左官が漆喰の作業中。
外壁の板張りが進む現場は遠くからもカラマツの色が映えて見える。現場は丘の上に位置して下からの道路からは見上げるようになる。無塗装のカラマツのピンクが綺麗だ。
反りや縮みの防止のために何日か置いたが今日から両側に釘打ちをした。あまり置くと反りがひどくなり元に戻せなくなる。杉と違いカラマツは硬くて捩じれやすいのでそっくり返ってしまう。
厚みを減らせば少しはおとなしくなるのだが耐久性の点で厚い方がいい。元の丸太が太くて良材だったので少し厚めに挽いた。太い丸太から挽くと狂いが少なくなる。
今回の現場の最大の目玉かもしれないカラマツの外壁なので慎重に施工している。杉も同じように張ったことがあるがそちらは狂いも少なくあまり暴れない。強度もない代わりに施工が簡単だ。
耐久性や硬さから言えばカラマツが上だ。脂分が多いために雨にも強く腐りにくい。欠点は捩じれて狂うと言うことだ。縦張りにして押縁をつけると北欧風によくある感じになる。