今日も暑い一日。現場はいつも通りに進む。外壁張りの現場は相棒が休みで一人で作業。いわゆる難しい部分を先行させ明日からの作業に備える。細部の作りをやっておかないと板張りができない。
左官の続くリフォームもテープでの養生やフィルム貼りに余念がない。これがないと漆喰作業ができない。漆喰は強アルカリで木部を黒く変色させる。念入りに養生をしないと作業が捗らない。
漆喰は下塗りの後仕上げ塗りをする。仕上げの漆喰は厚さが1ミリもない。下塗りが乾きすぎたりまた水分が多くてもうまくいかない。部屋の湿度が低かったり風に当てたりするとすぐ割れる。
サウナのような状態で作業する職人も大変だ。真冬の漆喰の方がまだマシかもしれない。湿度を一定にし下塗りも水分を調整したりすると閉め切った状態で作業できる。
真夏は閉め切ると暑く湿度も高い。下塗りの乾きも早く仕上げ塗りのタイミングを間違えないようにする。作業する職人は塩水を飲んで頑張る。現場仕事は何をやっても大変だが内部の仕事が一番きつい。
夏の仕事でも外部だと直射日光に当たらない限り意外と涼しい。屋根屋のように逃げようがない職場もあるが。今月と来月は夏バテしないように頑張ってもらうしかない。