青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

今朝は久しぶりに散歩。孫は毎日タクシーで学校へ行く。近くの小学校が廃校となりタクシーでの送り迎えで通学する。7時過ぎには家まで迎えに来る。3台のタクシーは下の道路で待機する。 
 
散歩コースにあって7時前に通ると並んで待っている。同じ会社なので夏には外でおしゃべりしながら待っている。通りかかると顔見知りになったのでたまに喋る時がある。同年代なので知り合いもいるし。 
 
過疎化とは思いたくないが地域には小学生が8人しかいない。3人ぐらいずつタクシーに分乗し通う。帰りも時間をずらして送ってくれる。元の小学校は児童館となり職員がいる。そこに孫は毎日帰ってくる。 
 
児童館の廊下に小学校時代の校長とPTA会長の写真が掲示されている。私も拝命したことがあり孫がそれを見つけた。息子の小学校時代だから30年前になる。孫は地域との繋がりをこんなことで知る。 
 
近所との付き合いも減って親世代ですら隣の方をよく知らない。まして孫世代はもっと希薄になる。自分の親や祖父母が地域との関わりがどのようなものだったか理解できない。 
 
児童館に通って初めて親が卒業した学校を実感する。私の名前を見つけて孫は急に身近に感じたことだろう。自分の家以外に家族が関わった世界があることを知るのだ。転勤族やアパート住まいにはない機会だろう。