日曜日は庭木の枝の伐採と柿をとった。葉が落ちて庭木の枝の手入れのシーズンになった。果物の木は手入れが間をおき過ぎて伸びてしまった。脚立を立てて思い切り枝を落とした。根から切り倒したものもあり後片付けが大変だった。
午後から自宅前の柿もぎを息子夫婦とする。贈呈用もありネコ車で2台ほどもとった。あちこちに頼まれていたのが溜まって一気に採取した訳だ。毎年これを待っている方がいてやや義務感でとっている。
ほんの一部しかとれないので残りは野鳥の餌になる。高い日が当たるところは一番美味しいのだがとてもとれない。雪が降って柿が熟して柔らかくなると鳥が来る。一番上はカラスが下に行く従い小さい野鳥になる。この順序は毎年変わらない。
自宅周辺は過疎化で空き家が増えた。何年か経つと雑木やツルに絡まれ家が見えなくなる。葉が落ちて次第に家が見えてくる。同時に周辺に植えた柿が姿を表す。廃屋と反対に柿は大木になって実がたくさんつく。
柿は昔から飢饉の時はたくさん実がつくと言われる。これで飢えを凌いだが他がダメな時に隆盛になる木だ。だから空き家に柿が沢山なると一層寂しさが湧く。当地では渋柿が主流なので干し柿にする。
子供の頃は祖父母が軒先に沢山干して春まで食べた。どう言うわけか私は嫌いで食べなかった。最近ホヤと干し柿の天ぷらなるものに出会った。どちらも嫌いなので生ではあまり食べない。中身を聞いて意外とイケるので食わず嫌いだったかもしれない。