青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝市

昨日は所用があって午後から休み。いつもの温泉に入り産直に寄った。天気も良くイベントが多かったのかすごい人出だ。広い駐車場も満員で離れたところしか空いていない。 
 
話は前後するが朝市に孫たちと行った。こちらもすごい人出で歩くのにも苦労する。5,6年前だったら出店数も少なく歩くのにもぶつかるなんてこともなかった。 
 
この頃は3万人とも言われるものすごい人で店数も何倍にもなった。元々は魚の卸の市場が移って来て直売の店を開いた。魚類や野菜が主体から最近は衣類から食堂までなんでもありになった。 
 
歩いていると中国人からインドネシア人とか日本語以外の客も増えた。旗を持ったガイド付きで旅行者まで来る。ネットで朝市のことが中国で有名になり観光バスのルートにのった。 
 
漁船が並ぶ岸壁なので周囲に何も無いものすごいグラウンドが広がる。近くには漁協が産直のような店を出す計画だ。これも朝市の余波かもしれない。 
 
数あるイベントの中でも成功しているのは少ない。何万人も集める規模に当初は予想しなかった。売る方も買う方もほぼ中高年が主体だ。対話形式が友達作りや新たな商売のきっかけになっている。 
 
温泉の帰りに寄った産直とは比べ物にならない。出展者の中でも若手が新たなイベントや企画をすると言う。二次的に発展させようと言うことだろう。


大工の仕事

午前中は打ち合わせ、午後は現場の清掃。塗装が入って大工が片付けを終了した。来週水曜あたりまで塗装でその後漆喰が入る。タイルやレンガを積んで薪ストーブを設置する。 
 
大工がいなくなるだけで私の仕事は半減する。一日に一度くらいしか現場へは行かなくなる。あれこれ指示したりデザインなどの打ち合わせもない。こう言うあまり指示が少ないのが下職だ。 
 
やはり家は大工次第で影響力大だ。デザインのほとんどは大工工事で決まる。造り付けが多い現場は大工が活躍する。キッチン、収納、棚、カウンター他。 
 
そして当然ながら床壁天井は大工の仕事だ。出入り口とか窓周りとかの内法も全て大工仕事になる。今度の現場は5月から刻みに入り10月末まで半年通った。 
 
手刻みの現場は上棟式も大工が中心になる。一番長く現場にいるのが大工だからだ。大昔の家は大工と建具屋と左官屋で造る。近年は設備工事の比率が高くなり上棟式もしっくりこない。 
 
だから当社の現場では大工がいなくなると静かになってゴミも出ない。何より私が現場へ行く回数が減る。逆に言うと大工の仕事が多いからだがオーダーのものを造るには腕の達者な大工が必要だ。CIMG7876


上棟と引渡し

大工終わった現場は今日から塗装が入る。と思っていたら2時間限定!。細かい傷とか手直しを大工がやりながらチェック。 
 
穏やかな秋晴れの快適な1日。これで現場が進めば言うことがないが簡単にはいかない。順調なのは事務所前の側溝工事で今日で事務所前は終わる。年内の工期だから余裕で間に合う。 
 
次の現場には仮設トイレが入り水道の引き込みも始まる。来週には遣り方を出して基礎工事にかかりたい。12月に入る前にコンクリート打ちは終わらせたい。 
 
何だかんだと忙しくなり例年11月に受ける検診も1月に延期した。多分来月は引渡しと上棟があるから雑用が増えるだろう。 
 
現場は重なる時が一番忙しい。あっちからもこっちからも催促が来て事務所にいる時間が減る。上棟が済んで材料の搬入が済めば現場は落ち着く。 
 
上棟後は中間検査もあって現場チェックが増える。それが済んで外壁を張るようになると後は成るように成る。こうやって年に何棟か建てて一年が終わる。CIMG7875


細かなコストカット

今日も事務所前では側溝入れ替え工事。時折振動と音がする。仕事開始は9時ジャスト、そして4時には誰もいなくなる。 
 
大工工事が今日で終わるがだいぶ遅れている。結局大工は刻みから今日までで6ヶ月かかった。2人で4ヶ月の予定だったが見つからなかった。 
 
プレカットの現場だと2人で2カ月かからない。そのぐらいしか予算がないのだが安物住宅だともっと少ない。事務所の下では先月の10日頃から新築中だ。30坪ぐらいで総二階だが大工は3人体制だ。 
 
このぐらいの規模だと3人なら1.5ヶ月がリミットだろう。今月中で大工が終えて仕上げを1ヶ月と見ると年内完成だ。先週あたりから一人減って二人になった。 
 
不足する大工だが消費税上げもあって物件は多い。大工さえ手当できればもっとやりたいところだ。見つからないから諦めているのもある。人手不足は中央のことと思っていたら田舎でも例外でない。 
 
足りない職人をうまく使って売り上げを確保したい。新しい仕上げ方とか建材を使うとかは考えていない。経費節約と設計ノウハウで切り抜けるしかない。 
 
プレカットはもちろん漆喰仕上げをクロス張りにするとかすると工期が詰まる。刻みでもプレーナーを通した材木にするとかノウハウはある。細かなコストカットをして工期も詰めるのが本道だろう。


手間と時間をかける

今日から事務所前の歩道の取り換え工事が始まった。古い側溝を外して交換する工事が始まった。重機が走り回るので振動や音がする。歩道側の半分が使えないので出入りが不便だ。 
 
土木会社も大きな工事が減り修繕など小工事が増えた。新設の大型工事がないので売り上げは減っている。住宅業界と違うのはほとんど公共の仕事だ。 
 
材料の価格から仕上げ方まで決まっている。現場事務所を置いてガードマンをつける。全てやり方は統一されている。自社で用意するのはトラックと人夫と現場監督。バックホー、ランマーその他はリース屋から借りる。
 
あまりおおっぴらに言えないが丸投げに近いやり方もある。住宅に比べるとノウハウも技術もないような感じだ。住宅はまず設計があって大工以下20種くらいの下請け業者に仕事を依頼する。 
 
業者が多いと言うことは調整したり図面と照らし合わせたり現場管理が重要だ。設計者が自ら監督する例は少ない。営業と呼ばれる物件を決めて来る者と発注管理する者が別な例が多い。 
 
競争も激しく手間と時間がかかる住宅は大手が尻込みする傾向が出て来た。時間と手間がかかるのは利益率も下がる。せめて金額が大きいと何とかなるが億単位の住宅なんてあまりない。ここに零細や中小が生き残るヒントがある。CIMG7871