青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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業者管理

今朝は早くから現場へ。左官と打ち合わせ後すぐ手直しの現場へ。大工と打ち合わせをして戻って図面作成。昼食後また現場へ行きお施主様と打ち合わせ。作業場で材木の選別に付き合いクタクタになるまで働かされる。 
 
ハードな1日でブログを書いたら6時半を過ぎる。色々重なって猛烈になるのだが月曜が多い。不思議なことに仕事以外も重なったりするものだ。車のメーターは100キロを軽く超えている。 
 
現場が完成に近づくと雑用も増えて忙しくなる。細かいところが気になって業者に電話しなくてはと思いつつ忘れる。溜まってくると何が何だかこんがらかってますます忙しくなる。 
 
何度やっても慣れることはないがこういう場合は業者に任せるに限る。余計な心配をしなくても結構上手くやってくれる。気が付いたのは私だけでないということだ。彼らだってプロなのだ。 
 
業者を信じなくて誰を信じるかだ。こちらのイメージを伝えておくと結構上手く図ってくれるものだ。業者を選ぶときは現場管理に信頼が置けるかどうかだ。こちらが一から十まで指示しないとやらなようでは話にならない。 
 
言うは易しでなかなかできない。つい間に合わせてくれるだろうかとかきちんと仕上げるかどうか心配になる。雑用に振り回されると肝心なことでミスをする。何十年もやているのにまだ慣れない。
 


唐松の外壁

少しだけ気温が下がったが晴れる。午前中は手直しの現場で大工と打ち合わせ後事務所でお施主様と打ち合わせ。午後は図面作成と新築の現場へ行く。今日は業者が少なく閑散としている。 
 
来週からは左官など各業者がまた入る。来週中で仕上げの目処をつけたいのでスパートをかけさせる。来月からの現場もまた板貼りと小壁の家になる。お施主様の年代が変わり若い方になる。 
 
杉の鎧張りと唐松の縦貼りと同じ板張りでも雰囲気はだいぶ変わる。北欧などで多い貼り方であちらではカラフルなペンキを塗る。かなりの厚さで断熱と耐久性を高める。 
 
節ありで向こうではほとんど気にしない。ペンキを塗るのであればあまり関係がない。ウッドロングエコを使うが木目は浮き出るし透明感が強い。和風と洋風の中間と言ったところか。 
 
全周見晴らしが良いので見栄えがするだろう。唐松とウッドロングエコは相性が良く色が綺麗に出る。杉の外壁材に家が現場の近くにあるが無塗装でだいぶくたびれた感じだ。唐松は耐久性もあるし杉のように表面が減らない。 
 
杉は浮造りのように白太の部分が減ってくる。唐松はあまり減らないが小節が多く本格的な和風には向かない。米松の高騰で代用品として需要がある唐松は価格が上がった。外壁用の板は高くつくが自分の山の木なのでコストは問題がない。


小さな家

昨日より気温が下がり寒く感じる。外部の足場が外れた現場ではやっと外観が見れるようになった。小さくとも凝った外観は目を引くのか見学者が絶えない。大きくて立派な家は多いが小さくともキッチリと作り込まれた家は少ない。 
 
中高年にとっては昔風のこじんまりした家は長年の夢だと言う方が多い。子供も育ち空き部屋も出て夫婦だけの家に関心が高い。小さい家はみすぼらしいとかその割にはコストはかかるしと悩みは多い。 
 
実物を見せられてあーこんな家だと納得する方も多い。小さくてコストが安いとただの貸家になってしまう。それなりに豊かな老後を考えている方はいる。住宅メーカーなどは小さい家はあまり関心がない。 
 
そもそも利益から言うと小さいとコストばかりかかって儲からない。いくら単価が張るとは言っても非現実的な金額では商売にならない。しかもほとんどは趣味性が強くさらに手間がかかる。手すりや暖房などの比率も高い。 
 
高くなりがちな老後対策の小さな家は需要はあると思う。もちろん予算次第で実現不可能な方も多い。その折衷案ではないが、住んでいる家を古民家風なインテリアにして老後対策を考えるのが古民家リフォームだ。 
 
素人には具体的なイメージはなかなか分かりにくい。予算も含めわからないことだらけだろう。新築のように相場というものがないからだ。内容次第でいかようにもなる。ただ壊れた器具を交換するだけなら簡単だが。


リフォーム時代

こんな陽気は久しぶりで春どころか初夏だ。風が強く現場では足場の解体が入る。午前中は塗装で終わって明日から電気、給排水を予定している。左官は月曜からで器具付けも同時進行になる。照明器具、便器、給湯機をつける。 
 
今年の冬は寒かったと言う方が多い。2月は寒かったが3月は中旬を過ぎて高めで推移している。もう凍るなんてことはないかもしれない。ただし彼岸の頃にドンと大雪が来る。このままで済むはずはないから一度は覚悟しないとならない。 
 
もっとも現場は外部がほぼ終了なのであまり心配はいらない。内部の器具つけさえ順調にいけば予定通り完了だ。職人不足で悩まされたが何とかなった。ただ大工が予定よりひと月遅れてしまった。 
 
消費税上げはまだまだ不透明な部分はあるが予定通りと思っている。景気の中折れとかああまり気にしくても良いと思う。オリンピックもあることだし何より人手不足は不景気でない証拠だ。選り好みさえしなければ仕事はあるからだ。 
 
業界の流れとしては新築が減りリフォームの時代に確実になりそうだ。今年に入って引き合いがリフォームの方が多い。新築は人口減で確実に減るだろう。リフォームは無限に近い需要がある。手直しから全面改装まで幅はあるが増えて行く。 
 
地元の土木業者は既存の維持管理と直しに重点が移った。年中どこかで道路や橋を直している。金額は小さくなっても確実に利益が見込め資金繰りも楽だ。そもそも少ない職人を有効活用できる。当社もいずれそうなっていくのだろうか。


効率化

今日も暖かくもう春本番の陽気。現場は今日も塗装屋が入る。昨日は下塗りをして今日は仕上げ塗り。ヒバの部分はワックスで杉はセラックニスで仕上げる。どちらも二回塗りだが一部ウレタンを塗るところは3回塗り。 
 
今日まで大工は休みで明日からまた再開。次の現場の準備と今の現場のデッキの加工がある。洗面台とかレンジフードの取り付けがあってまた現場へ来る。最後は後片付けが残っている。 
 
来週は漆喰を塗って器具付けがある。最後の工事の段取りがなかなか難しい。各業者は都合があってタイミングが合わないと次の業者が入れない。どの業者をいつ入れるか、何をやらせるかで工期が決まる。 
 
人手不足は大工に限らない。基礎、屋根、給排水などキツイのとか汚れるのは特にひどい。仕事自体が減っている建具、家具、左官は減るのもやむを得ない。仕事がなければ食っていけないわけだから。 
 
仕事があるのに人がいないのが問題だ。家は何と言っても大工がいないと始まらない。昔ほどではないが大工と木材が今でも金額は大きい。建材の普及でだいぶ手間がかからなくなった。昔は半分が大工だった。 
 
大工不足の住宅会社はプレカットだけでなく外壁張りや内装ボード貼りまで外注する。なんのことはない建材屋が大工を手配しているようなものだ。外壁張りやボード貼りは中央の方では常識だ。 
 
職人も面倒がないぶん早く仕事ができるのを好むのもいる。歩合制だから早く同じ仕事を片付けると儲かる仕組みだ。まあ目の前に人参をぶら下げるのと同じだ。効率化は進む一方で当社などは大昔の古臭いやり方となってしまった。