青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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無節

昨日の日曜は雨で現場と伐採は全部休みなので一日自宅でボーッと過ごす。買い物に付き合わされて出かけた以外は家にいた。今日は朝からリフォームの現場で大工と打ち合わせ。すぐ新築の現場へ行くと浄化槽埋め込みの予定場所がパイルがあると。 
 
解体ではほんの表面しか除去しない。件のパイルは丁度用仮装の真下にある。深さが1m以上なので解体業者はそのままにする。50センチほど当たるので砕いて除去した。建物位置とは少しずれているが地盤補強にはなるだろう。 
 
ただパイルを打つと言うことは地盤が弱いか埋立地の可能性が高い。掘ると工場で出た廃材があるので埋め立てと思われる。パイルで補強されているので心配はないだろう。地盤調査では道路側が弱かったが元々は穴になっていた思われる。
 
伐採は半分以上済んで土場には丸太が積み上げられる。建築用、合板用、パルプ用と分けて高く積んであった。とりあえず唐松しか終わっていないが今週中には杉も伐採搬出される。 
 
こちらの興味はどの程度の径の丸太がいくら出たかによる。数はまだ終わっていないので予想できないが径はわかる。45センチクラスが三分の一くらいだろうか。太さはまずまずだが節が多い。並材しか取れないだろう。 
 
自分の山であるから原材料費はタダだが伐採搬出経費がかかる。もちろん入札で買うより安いが良材が出ないことには話がにならない。現しの建て方では見える材が多いので節だらけでは使えない。もちろん並材も使うのだが数は少ない。 
 
材木で買うときは無節のものを買うから並材はあまり在庫がない。今度の丸太からは並材が当分使えるだけ出る。少ないが太い丸太からは無節も何本かは出る。まるで宝くじにあったようなものだ。CIMG6980

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山道

朝からリフォームの現場へ。電気工事が入るので打ち合わせ。それが終わって伐採の現場へ。昼食に戻りその後新築の現場へ。事務所へ戻り図面、見積もりそしてブログを書いて終わり。 
 
気温が下がって山は白くなった。伐採現場へ入るのに今年初の4輪駆動にする。トラックはフロントのホイールを手動でロックする。そしてギアの4駆を選択して初めて4輪駆動車になる。スイッチポンで自動で4駆になるわけではない。 
 
雪が降ると山の中は泥んこ状態になり砂利など入っていない道は滑りやすい。さらにアップダウンもきついところが多い。普通に乗用車では怖くて入っていけない。木こりも荷物が積める軽トラが多い。荷物を積んだ軽トラは泥んこには最強だ。 
 
大型のランクルとかパジェロは嵌ると引っ張ってくれる車がない。人でも押せる軽トラには敵わない。4輪駆動の車を持つと一度は山道にトライしたくなる。急峻な山道を4駆を使いながら入っていくのは一度はやってみたい冒険なのだ。 
 
どのくらいの傾斜でどういう状態の道なら走れるか。一度は試して見たくなるものだ。そしてお決まりのエンコで引っ張ってもらった経験を持つ。私も何度も引っ張ってもらった。トラックは自身の重みがあるから動けなくなる。 
 
半分ほど済んで林道脇には切った丸太が山積みになっている。グラップルで伐り出してフォワーダと呼ばれるローラーのついたトラックで土場まで出す。土場からは製材所などにはグラップルがついた専用の大型トラックが運ぶ。 
 
カラマツと杉の半々を出す予定だ。カラマツや杉は遠目には皆まっすぐに見える。しかし倒してみると微妙に曲がっているものだ。建築用材はまっすぐな部分をわざわざ伐り出す。勿体無いが太くても曲がっている部分は捨てる。 
 
さらに年輪が偏心しているものとか節や腐れが多いものなど全部チェックで捨てられる。捨てると言ってもチップ用にするのだが。建築用材が高いのは選ばれて抜き出されるからだ。言わば良い部分のみを売ることになる。立木で買う場合はその場所とか表面のキズとかをしっかり見ないとチップ材ばかりになってしまう。CIMG6972

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木の売却

ブログはお休みしたが仕事は続いていた。昨日からリフォームの現場が始まり大工が解体した。残材やごみ処理で一日手伝わされる。ごみをトラックに積んで倉庫へ持っていく。新築の現場は基礎屋さんが養生で休み給排水が入る。 
 
大工が刻みも進んで2,3日リフォームに駆り出される。一部屋なのですぐ終わるがストーブの取り付けもあって1週間ほどかかる。リフォームは材料もこまめに配達しないとならない。あれが足りないこれがと現場からは催促が来る。 
 
ごみは原則私の仕事なので積んで帰る。打ち合わせもあるから結構忙しい。リフォームは短期決戦で準備をして取り掛からないとアタフタしてしまう。こだわればさらに忙しくなって材料集めに走り回ることになる。 
 
たかが腰板と言っても樹種にこだわればどこにでもあるとは限らない。在庫が足りなかったりするとてんやわんやの騒ぎになる。まあいつもこんなもんですが。 
 
伐採の現場から境界際の木の確認の電話が来る。他人の木を伐ったりしたら大ごとだ。立木で見た予想と実際は違うものだ。半分近く終わったが予想よりはるかに多い。建築用材は倍近くになりそうだし杉も多そうだ。杉はこれからなのではっきりしないがカラマツは予想より太かった。 
 
建築用材も良材のみ抜き出しても予想を超える。売却金額が増えることだが買う立場になると安く売りたくない。だからと言って大量に在庫したら経費もかかる。杉材も数えたら多くてこちらも建築用材が多そうだ。 
 
売主の立場と買主は違うから今回は両方の悩みを抱える。買う立場の金額からすると売る金額はいかにも安い。普段買う金額とは大違いだ。仕方のないことではあるが、両方を悩むから疲れてしまう。CIMG6935


伐採

コンクリート打設の現場へ行く。アンカーボルト位置と寸法のチェック。事務所へ戻り書類作成と支払い。昼食後伐採の現場へ。倒した丸太の玉切りの指示をする。夕方またコンクリート打設の現場へ。 
 
昼食後自宅近くの伐採現場へ行く。森林組合の担当者もきて玉切り寸法を決める。玉切りは倒した丸太を下から決められた寸法に伐ることを言う。用途により寸法があって倒してから曲がりとか腐れなどを見て決める。 
 
今回は建築用として私が一番良いところを取る。次は合板用に短めに切る。残りはチップ用に玉切りする。およそ16mくらいあるから4mずつだと4番まで取れる。一番玉は良材なので建築用に二番玉は少し落ちるから合板用に三番以下はチップになる。 
 
カラマツがほとんどだが杉も混じっている。50年くらいは経つので太さはそれなりだ。間引きは曲がったのや成長の遅いのを伐るつもりだったが建築用に良いものから伐る。残りが細いものばかりになる。 
 
今日一日でカラマツは30本ほど倒した。用途別に玉切りして積んである。中から良材を抜き出して建築用材とする。芯腐れはなかったが曲がりが多い。建築材としては曲がりは適さない。 
  
昨日よりはだいぶ暖かいが現場に立っていると寒くなる。なのだが少々風邪気味とか調子が悪くても山の空気を吸うと元気が出る。触ったりするので木の匂いが衣服につく。家内に言われるが花粉のシーズンだけは怒られる。CIMG6936

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伐採と植林

昨夜からの冷たい雨が雪になり白くなった。基礎の現場と作業場で打ち合わせ。明日のコンクリート打設に間に合うようにボルト位置を決める。業者と連絡する回数が増えて事務所に張り付く時間が多くなる。 
 
明日からは伐採もあるので山にも行かないとならない。伐採シーズンは寒い時期が多いので見に行くだけでも大変だ。気温は平地に比べ低いのでがっちり着込んで行かないと。伐り出す木の寸法を出さないとならない。 
 
長ものは太い丸太になるからどれにするか決める。似たような寸法が多い中からどれを長くするかだ。同じ年数なのだから同じ太さのはずだが現実はかなり違う。日当たりや風当たりで成長のスピードが違う。 
 
カラマツは材齢50年くらいから中心が腐る芯腐れになるのもある。外観は立派な太い丸太が芯腐れだとがっかりだ。悪いことに芯腐れを起こすような丸太が良い目の丸太が多い。倒して見ないとわからない。 
 
だから山にいる時間が長くなる。もちろん寒いのでがっちり着込まないとならない。1月の寒の頃だと雪もあるので立っているところが溶けて時間の経過でまた凍る。じっと突っ立ていると動けなくなる。 
 
山はカラマツだけでなく杉や赤松もある。どれを伐るか残すか決める。一応全伐してカラマツを植え直そうと思っている。隣の山との境界の杉は残して勝手に生えた赤松は切る予定だ。そのほかにも広葉樹も何本かあったような気がするのでそれらも整理する。 
 
春に植えるとまた50年くらいかかるが孫の代でないと伐れない。その頃まで所有しているかどうかわからないが国土保全の観点からは必要なことだろう。ただの裸山にはしたくない。手入れもできるうちはやるつもりでいる。