青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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新聞広告

打ち合わせやら配達が忙しくてブログが遅れた。現場も外壁が始まって外部が分かるようになった。お施主様も図面とは違って現物で確認できる。すると色々気になるところが出てくる。 
 
展示場を見たいと言う方がいて相手をした。古民家風と言うか本物の家をお考えになっているようだ。昨年来新聞広告を打っているが色々な効果がある。今までだとまずHPを見てと言うのが多かった。昨年は新聞広告が多いような気がする。 
 
HPが先でなく広告を見てからなのだ。ネットサーフィンの時代になっても年配者とか一部の方はネットはあまり見ない。なんでも最初のきっかけが大事で新聞広告という古いメディアも効果がある。 
 
新聞は見ないのが増えたと聞くがまだまだ見る人は多い。仕事の関係で言えば新築する若い方はほぼネットでくる。年配者や昔風の家が好きな方はあまりネットを見ない(と私の思い込みだが)。だから新聞広告を打ってからブログの閲覧数が増えた。 
 
中高年のリフォームはネットより新聞だろう。メインのメディアがまだまだ新聞だからだ。知り合いの死亡広告を見ると言う現実もある。そこからネットへ誘導してブログを見てもらう。まあ戦略としては当たっているだろう。


無節信仰

午前中は晴れたが午後から小雪まじりも天気。朝から4往復現場へ運ぶ。朝一で製材所へ行って修正挽きを運ぶ。リフトを借りて息子と二人で欅を下ろした。すぐ外壁用の板を積んで現場へ。 
 
現場は今日から外壁の板を貼り始めた。まずは南側のメインの部分を貼る。もちろん節のない板を選んで貼る。南側と東側はほぼ無節でできるが他は節ありだ。 
 
節のない板は役板と言って同じ材質厚みでも値段が3倍に跳ね上がる。無節のこだわる方も多いので製材所も抜き出して貯めてある。ひと頃に比べると役板の需要は随分と減っている。和風が減ったのが原因だろう。 
 
古民家に限らず和風住宅は節のない材料が多く使われる。現しであるから無節の方が綺麗だからだ。耐久性とか強度は変わらないが見た目重視なのだ。数寄屋では太さよりも目の綺麗さとかが重要視される。その流れで無節が珍重されるわけだ。 
 
木にこだわるとかと言う方でも太さはよりは無節を好む。一種の無節信仰のようなもので何でも無節でないと気が済まない。節があればすぐ交換したり隠すことを要求される。 
 
和風と言うことでなく無垢の木を使いたい方はあまり気にしない方が多い。貼りものか無垢かと言うのが木になるのだろう。もちろん貼りものよりは本物の無垢の方が良いと言うことだ。コストも問題もあって貼りもので済ますところを無垢にすると出来上がりがかなり変わる。 
 
そう言う無垢に対するこだわりはあっても無節のこだわりは別物だ。年代で違うと言う方がわかりやすい。若い方は前者で年配者は後者だ。年々減っていくことは間違いないだろう。cimg5704


50万キロ

昨日も打ち合わせ、午後から現場へ配達。今日も朝一で作業場へ寄り配達。今日は大工と玄関のサッシの取り付け。給排水業者と電気がくる。雨模様だが気温が上がって作業はしやすい。 
 
正月前からあまり休みも取らず少し疲れが溜まってきた。今朝もいつものように早起きができない。昼食に戻り昼寝をしたら2時間も寝てしまった。フローリングとか外壁の板とかあちこち走り回って忙しかった。 
 
トラックもピックアップが一番大きいので何でも運ぶ。12月は3000キロ以上走った。おかげで36万キロ越えもあっという間でもう2000キロ以上走った。この分だと年内37万キロ越えはもちろん38万キロもすぐだ。 
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考えてみれば10年くらいして20万キロを超えた頃から長く乗る気になった。半分冗談で50万キロを吹聴したいこともあった。本人が信じていないしまさかと思っていた。37万とかになるともしかすると50万キロができるような気がしてきた。 
 
運送会社のトラックなどは5,60万キロ普通に走る。トラックはそのくらい走れるようにできているのだろう。そもそも構造がモノコックとかヤワな作りではない。頑丈なハシゴ型フレームが通って前後が板バネになっている。 
 
ものを積むことを前提にやや後ろが軽い。タイヤも前がすぐすり減る。もちろん交換の度に入れ替えはする。私のは古いのでエアバッグすらついていない。パワー系の便利機能もほぼない。4輪駆動なのでパワーステアリングだけは付いている。 
 
乗りごごちだって良いとは言えないし最近はエンジンの振動が激しくなった。携帯電話のバイブがわかりにくくなるほどだ。古民家だから古いものには縁があるが乗用車に乗ると楽だなと思うこの頃だ。cimg5692


曲がりの在庫

昨日よりはいくらか暖かい。午前中は所用で午後から仕事。欅の修正挽きで製材所へ。思ったより良いのが出なくてガッカリ。結局は製品買いするよりない。大家でもある製材所は在庫は豊富にある。 
 
3時過ぎに現場へ寄って打ち合わせ。瓦がほぼ終わりで外壁張りも始まる。板金屋とかサッシとか色々業者に連絡をしたり催促したり。工程が遅れ気味で業者への注文も厳しくなる。大工たちが遅れているのを他でカバーしないといけない。業者は迷惑だろうけど。 
 
久しぶりの修正挽きだが今回は階段部分が主だった。もちろん現しであるから節のない上物が必要だ。持ち込んだ欅は4本。乾燥は十分だが良いのが取れるかどうか。直径が1m以上の丸太を3枚割りにしたものもある。割れさえなければ立派なテーブルになる。 
 
当社が買うのはやや難があるものが多い。太いが割れが入っているとか中心が腐っているとか。もちろん曲がったのが多いのは言うまでもない。カウンター材とか階段材など真っ直ぐなものからしか取れないものは難しい。 
 
太さとか厚みは申し分ないのだが割れ、腐れが多い。曲がっているから長尺ものも取れない。階段板は良いとして側板やささらは取れない。一部は購入するしかない。元々は曲がり材として使う予定だったのだからあまり気にはしていない。と言うよりそう言うつもりがなかった。 
 
10年ほど前に購入したいのがほとんどで乾燥は十分だ。曲がった欅の乾燥した材は滅多に手に入らない。真っ直ぐなものしか市場には出回らない。買い手がいない曲がりはチップにされてしまう。それを安く購入して挽いて在庫する。運ぶのも倉庫で積むのもやりづらくて苦労する。 
 
出し入れはフォークリフトが必要で口で言うほど誰でもできるわけではない。曲がりは赤松以外はほぼ手に入らなくなって自分で在庫するようになった。古民家風にはもちろん普通の家でも無理に入れるようにしている。やっと倉庫が空くようになって無くなってくるとまた欲しくなるから困ってしまう。cimg5683


丸太買い

小寒も過ぎて冷え込みもきつくなった。朝晩は外の仕事はしんどい季節になった。現場は大工と瓦屋が入る。大工は昨日は2人だったが今日は3人。外部工事が続いて板張りの準備をする。午前中は製材所へ挨拶回り、修正挽きの打ち合わせ。 
 
昨年末は忙しくて挨拶もしないで年を越した。作業場の大家でもある製材所は当社には一番のスポンサーでもある。材木はもちろんフォークリフトやトラックの貸しだしまで全て頼る。在庫を減らす予定なので製材所の在庫をあてにしている。 
 
廃業が多い製材所だがここの大家は在庫も多く規模も大きい。何と言っても頼りになるのは在庫の木材の豊富さだ。杉や松だけでなく欅など広葉樹も広く在庫する。手刻みにとって乾燥した木材がすぐ手に入るのは大きな魅力だ。 
 
今までは丸太を購入して賃挽きをしてもらっていた。丸太買いは出た材の等級は丸儲けになる。安い丸太を買って良い木材が出れば儲かる。材木を買うと等級で値はかなり違う。端っこから出た小割材も出るし。 
 
良いことばかりでなく資金と在庫スペースがないとできない。在庫すると出し入れのためのフォークリフトは必需品だ。管理も大変で腐ったりしないよう気を使う。現場が多いほど利益率は良くなり少ないと管理費などが負担だ。 
 
役物と呼ばれる節のない材は丸太買いだと高いと思うわないが材木買いはモロに高くなる。良い丸太を買うと良い材木と小割材が出て来る。ほとんど役物と言う感じで並材の価格で役物が手に入ったように思ってしまう。 
 
実際は管理費やリフト代とかを考えると結構高いものに付く。数が出て回転が上がれば資金繰りも楽になる。なるが在庫の管理は専門が必要になる。それやこれやで現場が減ったりすると相当きつい状況が続く。 
 
手刻みをやる工務店などが加工機械の故障などを機にプレカットの変わる。当社は大家の製材所の力で何とか継続できる。資金繰りを考えて丸太買いは諦めた。すぐ近くに在庫があるのに利用しない手はないと思ったからだ。cimg5672