青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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銭湯

土曜と日曜は久しぶりに雨らしい雨が降る。打ち合わせも急ぐ仕事もないのでお休み。
雨でしかも家族がいないので一人でテレビをみる。普段はチャンネル権は家内にあるので好きなように見れない。
尻が痛くなるほど座りっぱなしで疲れる。映画と経済関係の番組を見続けた。
建築関係の番組も建物探訪やリフォームなどを見た。結構建築もブームはまだ続いているようだ。

朝早く銭湯に行った。朝食後すぐだったが4.5人しかいない。
年配者かと思いきや若い方が多い。仕事帰りとかだろうか。
番台には若い息子が座っている。すっかり顔なじみなだが来た客皆になにやかにや話しかける。
銭湯は湯上り後のジュース類の売り上げに頼る。客が少ないと売り上げも減る。

銭湯ブームの頃は番台も愛想が悪く挨拶をすることもなかった。近頃は銭湯もすっかりブームが去り人数が減った。
銭湯代は組合が決めるので自分だけで決められない。経営が苦しく値上げをしたいと言うのは新聞で読んだ。
何の商売も同じで苦しくなると客がありがたくなる。調子の良い時は気にもしないのに数が減ると客を憶える。
対策というのは売り上げが減ってきてからでは遅過ぎる。のだが下がり始めてからしか気がつかないものでもある。DSC_0770


Jパネル

事務所に出勤するとまずHP、メールの確認とFAXを見る。お客様とか業者から連絡が来る。
だいぶ前から迷惑メールとか迷惑FAXが増えた。それらをチェックして消すだけでも時間がかかる。
時々間違って消したりして後で電話が来たりする。そうやって仕事を開始してあっという間に10時過ぎになる。
設計や見積を開始するわけだがすぐ昼になる。昼食は自宅に戻ってする。

届いた測量図を見ながら設計のアイディアを練る。現場は下見は済んでいる。
家具製作が増えたのは昨日書いた。たとえキッチンであっても家具は無垢材で作る。
既製品はベニアのフラッシュかMDFだ。表面の扉のみ無垢なんてのも多い。
BODなどの臭いはどうしても気になる。見えない箱の部分こそ無垢にするべきだ。

無垢にも欠点はあって反ったりしやすく狂う。最近は杉のJパネルを使う例がおおい。
これは杉の板を3枚貼り合わせたベニアだ。狂わないし張り合わせる枚数も少ない。
間伐材などを使って作るので環境にも良い。無垢では材料も限られるし乾燥も時間がかかる。
その点Jパネルだとそのまま加工できる。良いことだらけだが少々高いのと厚さが30ミリ以下はできない。
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手作りキッチン

スカッと晴れないので暑くはない。CADソフトをバージョンアップしたので時間を取られる。
昼に土留めの現場の下見。水抜き栓のことで電動に変えたいと。
手動は外部が見た目が悪くスッキリとさせたい。完成後に色々気になることがある。
水洗化の工事が終了して下水と接続をしないとならない。公共下水が通ると浄化槽から接続を切り替える。

設計をしているが手作りの要望が増えた。キッチンとかバックの収納、下駄箱、洗面….。
床壁が本物でもキッチンなどは既製品が多い。当社は手作りが多くて半分というところだろうか。
住宅会社などではできないところが普通だ。最初はアッセンブリーする材料を買う方法がわからなかった。
キッチンだとステンレスの天板、コンロ、食洗機、水栓を購入する。組む箱を杉とか素材を決めて家具屋とか大工が製作する。

業者に図面で発注したり製作を指示するのが難しい。経験がないと一括で家具専門の業者に依頼せざるを得ない。
当然高くなって非現実的な金額になる。何度か小さい失敗を繰り返しながら製作法を覚えていく。
作ってみると無垢でもそう違わない。細かい収納とかは無理として機能はまったく劣らない。
デザインはなんと言ってもメーカー品は優れている。それが売り物だから当たり前だが。
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設計者の個性

新しいお客様が来たりして現場の下見に行く。以前からの方もあるので図面や見積やら打ち合わせが続く。
今年に入りお客様からのアプローチが増えた。年代も新築リフォーム様々だ。
今までの住宅の取得法と変わった気がする。こだわりや夢のようなものを諦めなくなった。
住むと言う機能だけから人生を楽しむと言う傾向がある。デザイン重視、こだわり、自己実現…そんな感じだ。

無印良品やユニクロのようなシンプルなデザインの動き。それを生活様式の中に求めるというデザインの成熟化の傾向だ。
身近なものをきれいにしていくという昔の民家のつくり方が出てきた。大げさに言うと内なるものへの洗練された建築文化の復活だ。
郊外型から都心居住型の住文化に変わった。所有型から借りる形態への傾向もある。
大きな家から小さく投資額の少ない家を建てる。個人的なものへと変わった。

今や家名とか地位の象徴としての家つくりは消滅した。自己実現性を求める施主の流れは強くなる。
従来の間取り主義的住宅は廃れ個性的なものへと変わる。営業マン主体の営業から設計相談窓口主体に変わる。
施主の意向をいかに実現できるかがこれからのポイントになる。施主の期待に応えることができるところが生き残る。
今後も続く傾向だから設計者も自分の個性とか持ち味をPRしないといけない。PR法が大事になるがHPから一歩進めて提案とか意見発信とか必要だ。
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モモクリ3年柿8年

朝晩は真夏には遠くまだ寒い。今朝も早起きして倉庫でゴミ片付けをする。
半袖はまだ無理で事務所へ行っても10時頃まで寒いくらいだ。展示場も日中は暑くなるが朝晩はちょうど良い。
見学者が来る時間を計算しないと暑い時間になってしまう。エアコンは付いていないので真夏はあまり使いたくない。
昨日も午後から来場者があって暑くないので安心した。冬は冬で暖房しないといけないし維持も大変だ。

例年の4割りとかの降水率でさくらんぼは豊作とか。こちらも豊作のグミの木の隣に栗を植えている。
利平栗という種類で甘くて美味しい。10年以上前に建てた家の隣に栗があった。
ちょうど収穫期だったので現場へ寄れば拾ってきた。名前を聞いたら利平栗と言う。
拾った栗を茹でる際に虫食いを事務所の窓から捨てた。一年ほどして窓下に栗の芽が大量に出た。

それを事務所や自宅、所有する山に植えた。3年経って実ができたが実生なので少ない。
売っている苗木は接ぎ木をして実がたくさん付く。それでも数は少ないが味は同じでおいしかった。
いかんせん10年経っても木は成長するが実は少ない。伐採して新たに3年前に植え直した。
昨年3粒ほどなったが今年は本格的になりそうだ。桃栗3年柿8年の3年目には本当に実がなる。
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