青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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空き家

今朝も散歩でいつもメンバーと会う。毎日同じ時間に会うから向こうも毎日なのだろう。おばさん二人組とおじさんはいつも会う。朝早く店を開ける同級生と会うことも多い。 
 
歩いていると車で通り過ぎるのと違ったものが見えてくる。道路から見えにくいところに新しい建物があったりいつもの車が見えないとか。家族構成の変化や空き家などがよくわかる。 
 
空き家はカーテンが開くことがなくなるのでわかる。年寄り夫婦だったのがどちらかが亡くなるとそうなる。どこかに引き取られるのか施設に入ったのか。 
 
逆に空き家だったところに若者が出入りしたりする。孫なのか身内と思われるが車がスポーツカーだったりする。外国人が買い取った例もある。 
 
私の孫がタクシーのお迎えで学校へ行く。近くの廃校から統合で通う。中学校はどっちにしろ通わなくてならない。運動会がなくなるとか町内の活動も下火になってくる。変わらないのは廃校の草刈り奉仕が続いていることだ。

車で通り過ぎると見逃すのだが歩くと別な景色が見えてくる。人の動きは歩くと見えないところまで見えてくる。ゆったりした時間の経過だが確実に活気がなくなった。空き家が増えたせいだろう。


オート

今日もリフォームの現場へ。朝から施主様と打ち合わせて午後からも細部の打ち合わせ。以前建てた方からの電話で見に行く。見積もり提出後そのままの現場も溜まって来た。 
 
2,3ヶ月小さい手直しとか追加とかの工事が増えた。見積提出もいっぱいあった。出してそのままのがあって連絡もしていない。当然心配をかけている。何とかしたいのだが忙しい。 
 
10年くらい前から見ると手直しも小さい工事も増えた。不具合があれば直すのが当たり前になった。不便を我慢しないと言うことだ。故障したらすぐ直し快適な状態を保つ。 
 
似たようなことは車でもある。安い車でも軽自動車でもいつも洗車する方が多くていつも満車だ。洗車ビジネスはスタンドのとってはドル箱なのだ。軽自動車でもオートの付いた車ほど売れる。 
 
本来は安いことが軽自動車の売りなのに普通車のような機能がつくようになった。結果として価格が接近して来た。車本来の機能でない部分に価値がある。 
 
家も電気設備や給湯設備などはセンサー付きとかオートが主流だ。構造とか材料ではなく機能がウリになった。便利であれば売れる時代になった。車も自動運転や所有しない時代にはデザインとか機能は価値がなくなるかもしれない。


吹き抜け

今朝も散歩、ワンコが調子が悪いのか元気がない。途中で引き上げて来た。孫の迎えのタクシーを見送って事務所へ。メールなどをチェックして現場へ。 
 
古民家風の新築の吹き抜けにキャットウォークのような床を貼る。洗濯物を干したりしたいと。曲がり梁の広大な吹き抜けなのだが少し勿体無い。だからと言って変な構築物では台無しだ。 
 
柱を建てて床を貼るなら簡単だ。邪魔だし狭くなる。そこで上から全ネジボルトで釣る。しかも全体の雰囲気を壊さないようにしないとならない。 
 
ケヤキの曲がりにキリで穴を開けてボルトを通す。穴開けと言っても年輪などでまっすぐ掘れない。これが曲がってしまうとボルトを曲げないとならない。 
 
ボルトは材木で挟むので見えないが曲げると隠すのが面倒だ。慎重にキリをまっすぐ開けてボルトを通す。これを隠した柱に手すりをつける。言うのは簡単だが手間がかかりしかも全て見えるので慎重にやる。2週間ほどかかりそうだ。 
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クリニック

土曜日から始まった現場は今日も続く。夕方材木を搬入して明日は大工が3人体制で進める。工事予定日が遅れて材木にヒビが入ったり曲がったりしている。大したことはないので影響はなそうだが。 
 
昨日はいつもの温泉へ行った。近くにできたクリニックの先生がアンケートに来ていた。温泉の成分が具体的にどのような効果があるかを調べると。市内の大きな病院を退職した先生と大学病院の先生と二人いた。 
  
ここの温泉はラヂウム鉱泉として有名で湯冷めしないと評判だ。その具体的な効果のほどを調査し学会で発表したいらしい、効果があるか興味はあるが先生もお休みのところをご苦労なことだ。

介護施設兼用の病院は地域の生命線となる。人口が少ない場所で普通に開業できるところでない。医師も大きな病院を退職後はこういう働き方もある。地域の年寄りには助かる話だ。 
 
無給医の問題があったが都会では研究をしたいとか勉強のために勤務医でないのがいる。退職後に無医村のようなところで公共の施設を借りて働くのもある。収入は下がるがやりたいことはできるようになる。医者も様々だ。 
 


小さい工事

今日から新しい現場がスタートする。内部工事なのだが足場を組む。大工と搬入組み立て養生などをする。午後から別物件の見積もり提出。合間に雨樋の修理の現場へ。 
 
7月に入ったのに20度くらいしか気温が上がらない。例年今頃は梅雨が明けるまで続く。サクランボが最盛期で現場でもいただいた。雨が続いて庭の草が次々と出てくる。 
 
小さい仕事が溜まって片付かない。職人を手配し現場で要領を説明し工事中も完了後も見に行く。金額の大小には関係なく手間ヒマはかかる。過去のお客とか紹介なので先延ばしはできない。 
 
お客様の都合を聞いて職人に合わせてもらって工事する。日程の調整だけで結構な手間だ。こうやって客の要望を聞くと次の仕事が出てくる。利益率とか金の問題でなく客の要望に応えるのが肝心だ。 
 
客の中にはこちらの予定など御構い無しの方がいる。職人不足の折から希望の時間通りにいかないことが増えた。20年前とかから比べると客の要望が細かくワガママになっている。 
 
高額な商売なので何でも無料とか自分の都合優先になっている。出来るだけ合わせるようにはするが職人だって余っているわけではない。間に立つこちらも両方の不満をぶつけられ難儀する。それも仕事のウチなのだが。