水道屋と言うのは通称で給排水工事が正確だ。給排水及びその設備関係全てを施工する。
水道の普及でできた職業で年々仕事の範囲も増えて仕事量も増えた。以前は水道事業者の免許がないと工事ができなくて持っていない業者の名義借りが多かった。許可基準が緩和されて業者数が激増して競争も激しい。
初代がまだ頑張っているところが多く元の職業も様々だ。逆に言うとこれと言った修業がなくてもできると言うことだ。資材や器具の進歩が激しいからついていくのが大変だ。
水の便利さと豊富さが生活の進歩の源だから今後も増えて重要な職種だ。急な進歩はトラブルや手直しも多い。
許可業種でもあるし水道の検査もあるので水道事業者の方に顔を向けている傾向がある。施主や設計者の要望よりも事業者の回答優先の典型的な業種である。
業者独自の仕事もないしウリになるようなことも少ない。せいぜい丁寧とかアフターがしっかりしているくらいしかない。競争が激しい割には売り込みもなく経営的には厳しくなっている。
給排水は基礎工事の段階で施工する。べた基礎が増えてコンクリートの下に配管を埋め込むからだ。完成間際になって床下に潜ったり器具の取り付けをする。
器具や設備機器の進歩は激しいので常に勉強をしないとならない。床下の配管を間違えると器具付けの時に苦労する。
図面や打ち合わせに一番熱心な業種でもある。施工法の進歩で機械の種類も多く外部の掘削もあるのでバックフォーとかクレーン付きトラックと投資資金もかかる。新しいだけに進歩と業界の競争、さらに新しい職種との競争とテンポが激しい。