青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日も晴れて暑い。昨日より暑いが湿っぽい。夕方雷雨になる。午前中は事務所で支払いやら図面。午後から作業場へ行き在庫調べ。その後残材をトラックに積み込みお客様のところへ。広葉樹のまともな薪より針葉樹が多い。また杉を持ち込んだので割ったのを買わなくてはならない。 
 
今設計中の現場は古民家風になるが在庫であるのを使う条件だ。何でも好きなように設計すると曲がりや大黒柱が足りなくなる。宮大工専用のブローカーもいてどんな太いのでも銘木でも揃う。お寺などは坪単価で100万円以上が普通だ。しかも規模が大きい。 
 
総予算が億単位だから住宅とはすべて桁が違う。柱や梁は彫刻が入って一番の見せ所だ。当然欅などの乾燥した丸太が必要だ。金額は乗用車が買えるほどになる。住宅でも大黒柱を50センチ以上にしたいとか大梁を成が60センチ以上とか言われる。 
 
山から出した丸太を買って4,5年乾燥して製材しても多分50万円くらいにはなる。それでも50センチ以上の角は採れない。つまり普通の住宅で30センチ以上の大黒柱は難しいと言うことだ。難しいのに挑戦しても乾燥が足りなくて割れたり節があったりでトラブル気味になる。 
 
最初に言うべきことなのだがやっているうちにだんだんと欲が出る。50センチよりは60センチと夢と同時に膨らんで行く。見える部分だけに金をかけても立派に見えるとは限らない。バランスもあるからだが施主には柱さえ太ければと言うのがある。素人の勘違いなのだが完成するとほかの寸法が小さすぎるのに気がつかない。