青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日も作業場は墨付けと刻み。午後から現場で解体の打ち合わせ。水道と電気の切り離しがあった。明日も電気工事がある。解体業者も一緒に打ち合わせ。20日過ぎまでかかると言う。その後地鎮祭と地盤調査がある。 
 
作業場では大工たちがカンナがけの最中で全ての角と梁は自動ガンナを通して寸法を合わせる。通す時に材木の端っこを電気ガンナで切り落とす。何でかと言うと小口は伐採の時の状態がそのままだ。山や運送中とか小口に石とかつく場合がある。 
 
そのままカンナ盤に通すと小石で刃が欠ける。刃が欠けたら使い物にならない。万が一にも石が混じるのを防ぐために小口を少し切り落とす。全ての材木を切ってからカンナがけする。こう言った見えない手間がかかるのが手刻みの家つくりだ。 
 
手刻みの家は手間ひまの塊だ。熱意のある大工と良い材料があって初めて可能になる。今は機械カンナだけだが仕上げの段階になると手鉋や鑿の世界になる。いわば今は下地作りのようなものだ。曲がりや捻れを取りながら寸法を合わせる。全て加工し終わったら初めて墨付け刻みとなる。 
 
当社には自動で鉋がけできる自動鉋盤を2機揃えている。最初に直角を決める鉋盤を通してから平行を決める鉋盤に入れる。手動でやる機械もあるが正確でないのと手間がかかる。もちろん価格も桁違いに安い。自動鉋盤まで揃えている大工はほぼいなくなった。 
 
一部の宮大工とかこだわりの家つくりをする大工ぐらいだ。絶滅するのも時間の問題だろう。材料の木材と大工が減ってしまった。製材所の廃業は鶏が先か卵が先かでどんどん難しくなっている。大工が使わないから製材所が減るし良い材料も出回らない。
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