一面の雪で冷え込んだ。現場へ行くと積もった雪を基礎屋が片付けている。まずはそこから始めないとならない。型枠を剥がし基礎天端を均す。明日は周囲の整地と基礎の外部のもるたるしあげ。月曜には予定通り完了となる予定だ。
作業場では小割材の加工が進み明日にも良いところまでいく。日曜にはお施主様からトラックを借りて月曜から搬入する。来週は各種業者が入れ替わり立ち替わり入る。電話が頻繁に鳴り図面を見ながらあれこれ指示しないとならない。
景気が良いのか応援の大工がなかなか見つからない。予定していたのが次々とキャンセルされる。手当たり次第電話しまくり探している。まあ、こんな時もある。
足りない小割材を注文しながら在庫を減らしてスッキリさせたい。だいぶ減る予定だがまだまだ残っている。曲がりとか長尺の梁などが多い。小割はほぼなくなる予定だ。それだけでもたすかる。在庫が多いと倉庫整理も楽でない。
どこに何があるかわからなくなってダブって注文したりする。長尺は高いからダブルと痛い。逆に大工は選んで使いたいから在庫を置きたがる。いつも古民家ばかり建てているわけでは無いから置く必要はないのだが。
今回のようにこだわった家であれば材料は選びたい。大工の気持ちも良くわかるから多少の在庫は仕方がないと思っている。その甘さが在庫過剰の原因だったのだが。
プレカットの家創りならこういう苦労はいらない。だから一度プレカットをやると二度と戻れない。資金繰りから利益までとんでもなく違ってくる。手刻みの家つくりはこう言った苦労の上にたったこだわりそのもの家つくりなのだ。