朝一番でリフォームの現場へ材料を届ける。打ち合わせ後新築の現場へ新築の現場へ行って給排水の打ち合わせ。トイレ、キッチン、温水器とリモコンなどの取り付け位置を指示する。取り付け位置によって使い勝手や見た目が違ってくる。
何でもリモコンがつくのが普通になった。取り付けるものとそうでないものがあって似たようなものが多く迷う。リモコンで各種操作ができるタイプが多いので説明もしないとならない。つまり私が皆知っていないとならない。
照明器具は竹カゴの取り付けは私の役目だ。ワイヤーを加工して吊るせるようにした。後で現場で取り付ける。ワイヤーとかヒートン、金具など結構な金額になる。工賃はもちろんかかる訳で職人にやらせたら高い。既製品から見たら高くつく訳だ。
建具がついていないので完成のイメージがまだ湧かない。やはり建具がついて初めて内装の完成だ。どちらかと言うと外部は普通で内部が凝っている。お施主様の好みで自然のものを手作りで生かしたい。できるだけ工業製品を無くしたい。
昔の家は三種の職人で家が建った。大工と左官と建具だ。今回はどれも昔と同じやり方で仕事をした。最後になる建具も杉の無垢材で框を組んで作る。かってはヒバが全盛の時があったが今は昔の話になった。杉は昔からあったのだが柔らかくてキズがつきやすい。
建具屋向けの材木屋があった。主にヒバを扱い杉はほとんど置かなかった。ヒバが出回らなくなって杉も売れなくて廃業してしまった。無垢材の框の建具が簡単に作れなくなった。建具屋が自分で挽いて在庫するよりない。これでは無垢の建具が廃れていくのは仕方がない。