今日は暑い。朝から現場で打ち合わせ。左官が今日から入る。多分工期に重大な影響を及ぼしそうなのが左官。下地処理から下塗り、仕上げと続くのだが乾燥時間がかかる。時期としては良い時ではあるが。
大工が下駄箱の製作に入る。カウンター材を付け敷居鴨居中しきりと棚板をつける。書くと簡単そうだがカウンターはケヤキの一枚物で厚さ5センチ長さ3m奥行き50センチある。無垢材でこれだけあると置いておくだけで捻れてくる。
まずはかんな盤に通すのだが重くて一人では出来ない。午前中息子と二人で加工した。3時頃現場へ搬入し取り付け工事に入る。脇の板を最初に付けてカウンター を載せる。
そこまでは一人では出来ないので現場に居合わせたものに手伝わせる。左官屋しかいないから重いカウンタを持ってもらう。あとは一人で出来る。これだけ大きいと3日はかかる。
デザイン重視なら既製品の方が選べていいかもしれない。しかし手つくりだと同じものがない。そういったものに価値を見出さないのであれば意味はない。手間と材料費がかかって高くつく。
左官も似たようなもので種類が豊富でカラフルなものができるクロス貼りが安くつく。下地が多少デコボコでも弱くても柔らかいので穴は開かない。左官ではこうはいかない。
そんな面倒臭いことの連続が手つくりの家だ。古民家リフォームも基本的には同じやり方だ。何でもクロスで覆ってしまうリフォームとは一味違う。