青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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冬至が過ぎて朝も6時になると少し明るくなる。さすがに犬の散歩にはまだ暗い。昼に帰った時に腹ごなしに連れて行く。本格的な冬本番なのに暖かい日が続く。現場も作業が楽で順調に進む。 
 
大工不足は以前からなのだが今やっている現場も本当は3人にしたい。冬の工事だったらすぐ見つかると思ったが人手不足は冬も関係ない。何人か声をかけているがなかなか上手くいかない。 
 
それとは別に廃業が増えて職人が溢れるかと思ったらそうでもない。引く手数多なのか遊んでいるのが見つからない。短期で応援を頼むよりない。 
 
住宅会社も県外の大手と一部の地元業者が仕事を増やしている。零細住宅会社とか工務店などが苦戦しているようだ。それでも下請けに回ったり職人が遊んでいるような状態ではないようだ。 
 
仕事を闇雲に取っても工期がかかり過ぎて完工しない。完工しなければお金をもらえないから資金繰りが大変だ。当社のように前もって材木を挽いて在庫すると尚更だ。不遜な言い方だが客を選ぶしかない。 
 
古民家のような家つくりは時として巨大な豪邸の物件も出てくる。こけ脅しのような見かけだけのもある。基本的にはこだわった家つくりなら頑張って何とかやりたい。金額の問題ではないので意に沿わないようなものはやりたくない。 
 
小さくてもこだわって国産材できちんと建てて欲しい。金額の大小で仕事のレベルを変えるつもりはない。材料費が違うだけで職人の手間は変わらない。職人不足の折で数をこなすために建材多用とかプレカット化は普通になってしまった。 
 
最後の一社になってしまっても手刻みの家つくりは続けて行く。幸いなことに大工が息子で跡を継ぐかもしれない。少なくともプレカットなんてやりたくないと言う大工がいるのが心強い。