青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今朝は一面真っ白。気温はそれほどでもないので午前中で道路は溶けた。雨に変わってさらに溶ける。今週は荒れた天気が続きそうだ。外壁張りが進む現場は今週でなんとかなりそうだ。 
 
どこの業者も仕事があって忙しい。廃業が相次ぎ残ったところへ集中する。当社も引き合いが昨年末から増えた。この傾向はこれからも変わらないと思う。職人が足りないからむやみに仕事は増やせない。 
 
少ない仕事量で経営が成り立つならその方が楽だ。薄利多売は大手業者の専売で地元の零細は少ない現場を丁寧にやるしかない。大工も少なくても済むし息子がいるから最低限の現場はできる。 
 
プレカットとか建材とか新しい工法は確実に大工たちに浸透した。鑿鉋の世界は確実に消え去ろうとしている。今後も続いていく傾向だろう。車の自動運転の時代に古民家も何もないのかもしれない。 
 
細々と骨董品のような家つくりをするのも一つの生き方かもしれない。規模を小さくし時間をかけて丁寧に趣味に近い家つくりをする。つい思いがちなことだがあくまで最新の機能を持った家つくりをするつもりでいる。 
 
見た目は古臭くても中身は基準法に則りで性能的には最高のものを目指している。基盤はそこにあって見た目のために住む方に辛抱強いるようなことはない。デザインとか工法に国産材を使った手刻みで対応していく。 
 
いろいろ難題はあるが基本は変えることはない。職人がいないなら建てる棟数を減らしレベルや仕様は変えない。あくまで地域材の手刻みの家を建てたい方の仕事をするだけだ。これからも変わることはない。