今日も寒い一日、現場の職人もフードなんか被って寒そう。昨日に続き土留めの配筋と打設。来週には型枠を剥がし本屋の基礎工事に入る。来週半ばには遣り方を出して位置極めをする。
早ければ20日過ぎにも配筋の検査がある。建物は確認申請を受けると住宅瑕疵担保保険の検査がある。配筋検査、中間検査、完了検査と続く。それぞれ別に検査員が来る。最初の配筋検査は保険の検査で主に鉄筋ピッチと継手を見る。
中間検査は通称金物検査と言うが躯体の金物の種類と数量のチェックになる。配筋検査は写真判定で金物検査時に提出する。工事途中は以上で後は完工後に完了検査を受ける。中間検査では指摘があったりするが完了検査は何事もなく終わることが多い。
もちろん業者によってはいろいろあるところもある。行政や検査機関も完了検査が不合格となると手間暇がかかる。中間検査で問題点は指摘して問題なく終わらせたい。あれもこれも問題だらけでは仕事が増えるだけだ。
お施主様は建物は私有物だから自由に建てられると思っている。ところが実際には規制だらけで想い通りにできる部分は少ない。住宅会社や工務店は規制に引っかかるようなことはできるだけ避ける。建てたものがどこも似たり寄ったりなのは規制のたまのものである。
色とか素材の組み合わせでデザインとか言うところも多い。中身はどこも似たようなものなのに。国産材を使って真壁や板貼りをやろうとすると面倒な処理が必要になる。そして手間と素材が高いから儲からない。
人口減の時代には新築住宅の需要も減っていく。注文住宅が減って建売が増える。文字どうり家は買うものになる。需要としては少ない客の要望に応えるべく難しい家つくりをする業者は激減するだろう。最後の一社になるようにと頑張ってはいるのだが。