曇りがちで昼ごろ雨が降った。階段が終わって家具製作に入る大工は仕上げ工事が急ピッチに進む。寸法や仕上げ方の打ち合わせが頻繁になる。金具とか細々発注が続く。
見える部分の製作が仕上げの本当の決め手になる。時間をかけじっくり大工と相談しながら作っていく。図面に明示しない部分まで指示しないといけない。
キッチンは作るのだが大きく二つの箱をまず作る。箱には引き出しやIHヒーターなど入れ込むものがある。その寸法が確実に入るようにする。枠材も厚みから縦横の寸法はては縦か横かどちらが優先かまで決める。
ビスと接着剤で固定するがビス頭はどうやっって隠すか。金物はどことどこを緊結するか。ステンレスカウンターと枠材はどう留めるか。作る方は全て指示どうりに作業する。
こんなところまで図面化はできないから現場で指示になる。見ないとわからないものもある。下地がどうなっているかにより留め方も違う。
家具類の造り付けをやり始めたのはかなり前になる。最初は家具屋にお任せで外形寸法しかわからなかった。何回か経験して細部の作り方まで覚えた。
どちらかと言うとデザインより丈夫さがメインだったような気がする。まあ垢抜けないところもあった訳です。