昨日に続き暖かくて現場も順調に進む。外壁張りも1階が終わっった。バスユニットも設置して内部も並行して進む。明日は外壁の続きと電気工事の打ち合わせがある。
近年住宅の価格に占める設備工事が増えている。電気、給排水、暖房等である。オール電化も当たり前になって電気の比率が急激に増えた。
車同様電化の波は住宅にも押し寄せる。スイッチポンで何でも使えるのが普通になった。AIになればさらに複雑化して電気工事が難しくなる。建物の構造は限りなく黒子化して存在感がなくなる。
そういう時代には家は箱に近い感覚なのだろうか。電動の設備全てが家の機能になるかもしれない。工業化が進むのでますます大工や左官がいらなくなる。
大工と言うものの仕事の内容は今でもかなり違う。無垢材を墨付けし建てる大工から工場から来たキットを組み立てるようなものまである。
今でもその差は開きつつあり37万人いる中で宮大工は1000人ほどと言われる。手刻みできる大工だって何人いるかだ。昔やったことがある大工は60代後半に入る。
手刻みの家の消滅が時間の問題になりつつある。材木の供給はさらに難しくなった。作業場を構え材木の在庫までする業者は何社あるか。