昨日のあの暑さはどこへ行ったか。いつもの気温に戻り小雨も降って花びらがあちこち散っている。現場ではフローリングを貼っているが室内はすごい粉塵だ。
今回はインドネシア製のウォールナットのフローリングを使う。濃い色の塗装に艶のあるウレタン塗装だ。切断した鋸屑が鼻に入るとくしゃみが止まらない。窓を開放するが効果がない。
ウォールナットは硬い木で鋸屑も細かくて小さい。これが鼻に入るとムズムズしてくしゃみが出る。マスクをしても効果がない。こう言うのを見ると国産の堅木で塗装したものがいかに健康的かわかる。
リフォームで二階も似たような建材で貼った。完成後はそれほど問題はないように見えるが大工は大変だ。国産材にこだわってからはすっかり忘れていたことだ。国内で加工されたものであればこれほどではないだろう。
一昔前の中国産のフローリングもこんな感じで塗装の刺激臭がしばらく続いた。塗装の材質なのか繋いでいるボンドなのか刺激臭が強い。中国製も値段も高くなり国産と違いがなくなった。
服などもそうだがブランドは国産でも生産は海外が増えた。コストダウンが続く建材メーカーが目をつけない訳はない。丸太材での輸入は禁止だから製材品になる。どうせだったら加工して完成品輸入の方が儲かる。
主流は完成品輸入になり素材だけでなく塗装やボンド類にも目を向けないとならない。まだまだ健康第一とはいかない国が多いので当分は規制すれすれの製品が多い。当社以外の現場はどこもこんな感じだろう。