青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日も大工が3人で外部の工事を進める。断熱材の上に通気下地を作りその上に板を張る。板金屋がトタンの水切りをつけてその上に貼る。資材も今のところは遅れもなく間に合う。 
 
外壁は唐松の板を貼るが通気工法になっている。軒裏も杉板張りなので通気の排出口がない。いわゆる軒換気だが軒裏の一部に換気材をつける。下から上がった空気が軒のところから出る。 
 
片流れ屋根なので下側つまり雨が落ちる方は普通の屋根と同じで問題ない。片流れの上の方が問題がある。換気口をつけると強い風で吹きこんだ雨が勾配なりに建物側に侵入する。 
 
だから軒換気口には雨返しをつける。そうすると入った水が通気の上から下に落ちる。土台水切りも強風で漏るときがある。建材のアルミ製とかは水返しがないから侵入する。 
 
基礎の外部か床下に入る。どちらもあまり見えないので素人は気がつかない。台風などの時は床下に水が溜まっている。昔ながら板金の大きな水返しがついたタイプだと入りにくい。 
 
省力化の元に板金で加工する代わりに既製品を使うようになった。些細なことのようだが30年も経過すると腐ったりしやすい。見た目が古臭いと敬遠されるようになった。IMG_1185