今年はどう言う辰年になるやら。新年早々地震や飛行機の事故とか暗いスタートになった。先週あたりから株価がバブル以来の高値水準らしい。色々な業種で人手不足が言われ景気も持ち直す予想が増えた。
建築業界も人手不足は進んで現場が遅れ気味のようだ。10年前に比べあちこちから声が掛かるなんて夢のようだ。あの頃から職人人口の多い世代が引退してしまった。現場があるのに職人不足で断るなんてところもある。
60代で何とか頑張っていたが70代になるとグンと減る。流石に一日仕事はキツい。私の同年代はほぼ引退してしまった。親方になって仕事は取るが大きな物件はできない。仲間を集めようにもさっぱり反応がない。
半日だったらとか1日おきにとか情けない返事ばかりだ。まあ若い時のように体力が続かない。かく言う私も色々しんどい状況ではある。体力がいらない仕事とは言え気力も落ちて苦労している。ソフトも進化しバージョンアップの費用と動かす根気がなくなった。
大手の進出とデザインなどの変化で住宅業界も変わる。新聞広告で客集めをして見学会がトンと見なくなった。インスタとかテレビ広告に変化している。となると費用と若いデザインに劣る地元会社はキツい。
設計事務所も住宅会社の下請け以外は減っている。知名度を上げ宣伝するのは時間と金がかかる。しかも客の好みや先進性が大手の方がうまく宣伝する。当社は初めから古いものがウリだからあまり影響がないはずだが……。