青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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コロナの後

スッキリしない天気なのに暑い。午前中は現場で崖部分の計測、午後から図面。お盆前の中途半端な休みで忙しくないから良いものを無駄な時間が過ぎる。明日は確認とかフラットの申請書類を作る。 
 
テレビも新聞もコロナの報道に明け暮れる。気になるこれからの経済情報はあまりない。ネットで自分で調べるほかない。3、4月ごろの夏以降は回復なんてお気楽な予測は消えた。 
 
与えた打撃は予想以上で今年いっぱいの回復は期待できない。来年以降それも後半からは回復基調に乗るだろう。それまで保てばいいのだがと言うのが実感だ。 
 
現場の激減で職人不足は大幅に緩和された。以前のようにいつ入れるかはっきりしないなんてことは無くなった。2,3年はこの状態が続くだろう。その後はかって無かったような職人不足が来る。 
 
もちろん今のやり方でいけばと言うことだ。建材化は進み規格化が徹底されて水回りとかコストの高い分野はそうなるだろう。差別化はますます難しくなり同じ部材なら仕入れの差が利益の差になる。 
 
今頃になってあれだが国産材の手刻みとか仕上げ材を加工するなんてのが無理になる。製材所や加工業者が廃業してどう足掻いてもできなくなる。それがいつ頃からになるか後何年できるか問題だ。


立会い

昨日まで暑かったが今日は涼しい。昨日一昨日と一階の座敷で寝た。窓を開け放して寝ると夜中に寒くて起きる。一階の床に寝ると一番最初に冷えるので涼しいのだ。 
 
総二階の住宅が増えて寝室は二階が多い。エアコン無しは到底寝られるものでは無い。しかも軒の出が小さいため日中暑くなりやすい。軒の出が深く平屋だとエアコンなんて無縁なのだ。 
 
コストダウンのためとは言え住みにくい家が増えた。こう言うことは住んでみてからわかる。安ければと言う家つくりでは考慮されることはない。軒の出のない気密だけの良い変な家が増えた。 
 
昨日は今度の現場の境界の立会いがあった。国道と町道にも接しているので役所も来た。隣地が民有地だけだとすぐ来てもらえるが国とか県はすぐ来てくれない。ひと月は待たされる。 
 
修正挽きの製材所に寄って出来を確認した。お盆明けから大工は取りかかれる。大黒柱とか上がり框、階段なども徐々に挽いていく。工期には十分間に合うだろう。お盆明けの17日から本格工事に取り掛かる。 
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空き家が増えた

モタモタしているうちに8月になった。お盆過ぎから着工なので今は整地や測量しかできない。晴れると暑いが曇りがちで我慢できる範囲だろう。自宅もエアコンを設置してやっと恩恵があった。 
 
楽な方に流れるのは人間の本性だからすぐ慣れる。確か昨年はお盆の頃は我慢できないほどだった。下の座敷でずっと寝ていたが今年はまだ無い。布団も準備して部屋の隅に積んである。 
 
コロナの所為で何処も不景気だがポツポツと現場は動いている。見学会の広告やチラシが出るようになった。だから好調とは言うわけでは無いと思うが何もやらないと心配なのだろう。余裕があってやっているようには思えない。
 
人口減特に若年層の減少はかなり進むだろう。不景気の地元にいてもどうにもならない。更に言えば若者には出会いの場も少ない。都会に出て行くのは仕方ない面もある。コロナの所為で更に増えたかもしれない。 
 
人口減過疎化は進む一方だが今回で早まったように思える。10年もすると高齢化は更に進み空き家だらけになる。いつも行く温泉はかなり辺鄙なところにある。通い続けて10年以上になるが空き家が増えた。  
 
空き家が一軒出ると周辺が一気に寂れた雰囲気になる。道路にまで生えた草は誰も手入れをしない。行政は年に何度か手入れするがそれとていつまで出来るか。今年は自宅周辺の道路の草は私が刈ったが今後ずっとそうなるかもしれない。


建物位置

昨日に続き暑い。午前中は打ち合わせで午後から現場で位置出し。整地が済んで平らになって実際に建物位置を出してみる。同時に地盤高さも確認する。提出予定の確認申請には地盤高さを記入する。  
 
600坪と広い敷地だが緩やかに傾斜している。建物の位置によっては既存の母屋より高くなる。今後の生活を考えると差はない方が良い。かと言って好き勝手に整地すると土が余る。 
 
整地作業より搬出経費の方が高い。ダンプに積んで降ろしてだから一台いくらになる。ダンプは4㎥ぐらいしか積めない。整地作業で出る量は思ったより多いものだ。10台ぐらいすぐなってしまう。 
 
広い敷地は傾斜を無くするだけでだいぶ土が減る。ただ整地作業そのものは大掛かりになる。今回も重機は2台用意してフルに動かした。建物予定地は黒土で地盤が弱い。削ることで下の地盤が出て丈夫になった。 
 
今日は建物予定地に杭を打って位置を出した。この位置が確定しないと確認申請は出せない。設計者としてはここが一番気になる。建物がどう見られるかがわかるからだ。建築デザインは周囲との関わりでだいぶイメージが違ってくる。
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コロナの当たり前

スッキリしなかった天気も徐々に良くなる。盛夏とはいかないまでも気温も上がる。例年だとそろそろ梅雨明けで暑さが厳しくなる頃だ。今年は遅いかもしれない。ちょうど現場の端境期になりあまり忙しくない。 
 
分筆作業が遅れて確認申請もまだ出せない。お盆明けには着工したいので何とか出したいところだ。材木も修正挽きが進んで今週中にもできそうだ。何だかんだと仕事も途切れ途切れで集中しない。 
 
週末には諸工事が溜まって見積もりも出さないといけない。細々した仕事はコロナとは関係なく発生する。影響が強いのは新築だろう。4,5月の現場が遅れて今上棟が出てきた。これが済むとまた仕事にに空きが出るかと職人たちも心配する。 
 
買い物に行くとマスクはもちろん入り口で検温するのが当たり前になった。飲食店も昨年とは大違いで空いている。毎日増え続ける感染者数はまだ終わりでないことを印象つける。右倣えが好きな日本人だから皆マスクをする。 
 
一体いつになったらマスク無しで買い物できるだろう。手洗いとか気にしないでちょいと寄り道なんてことが懐かしい。今頃になって手洗いとかマスクは3月頃よりもやっている。車にも積んであるし事務所にはアルコール消毒も準備した。もう当たり前になってしまったが。