青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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差別化

誕生日だった昨日は午後買い物に行き後は薪切り。今日は新築の現場は塗装業者と電気業者が入る。明日は建具と畳を予定している。明後日の検査に向けて資料を用意したり準備する。 
 
リフォームの現場は明日からキッチンとお風呂の改装に入る。使用中だから日程もかなり細かい。遅れが出たりすると次々と業者ができなくなる。遅れは絶対できない。 
 
解体から始まって給排水、電気が準備し組み立てる。その後周辺の木枠とかクロスを張替える。それが1日も遅れが出ないように日程を組む。中々しんどい時間が続く。 
 
特に連休でコロナがあるから思うようにいかない事もある。資材が入らなかったり思いがけなく時間を取られたりはよくあることだ。そこを入念に連絡を取り遅れないようにする。 
 
当社はスタート時にはリフォームしかなかった。だから業者の手配とか工程の組み方は慣れている。最近はただのリフォームでなく古民家風とか自然素材とかこだわったものが増えた。 
 
良くも悪くも新築需要が減りリフォームが主流になる。当然競争も激しくなって差別化も必要になる。木にこだわるのは当社の強みであるからここは生かさない手はない。漆喰とか曲がりとか他所ではできない部分を生かすと言うことだ。IMG_1311


現場の責任

今日は仕上げ工事の現場とリフォームの現場と両方工事中だ。午前中は仕上げ工事にかかりっきりであれこれ指示したりする。業者も搬入や取り付けや出入りが激しい。 
 
取り付け工事業者は夢中になると傷をつけたり壊したりする。職人によるが荒っぽいのも丁寧なものもいる。金属の部品をぶつけたりすると凹んだりする。大型の機械類を設置するのは給排水と電気工事だ。 
 
彼らが終わるまでは油断も隙も無い。付きっ切りで監視することになる。機械類を搬入するとか設置するのは力仕事になる。つい壁にぶつけたりする。こうした場合は担当の業者が無料で補修する。 
 
あまりないが大掛かりになる場合は壊した業者が負担する。職人不足もあって業者の社長も管理が甘くなる。強く言えないと言うことだがレベルが下がってくる。現場のことがわかっていない様な素人っぽいのがいる。 
 
現場はたくさんの人が出入るする。よく知らない新しい職人もいるのでどこの誰かわからない場合がある。今までは経験がないが盗難とか紛失になったりする。誰が責任を取るか明確になっていない。 
 
普通の現場では元請けの業者がすべての責任を負うことになる。労災事故はもちろん現場の紛争まですべての責任は元請けにある。だから元請けは施主と業者すべてに責任を負うことになる。IMG_1299


力関係

今日から新しい現場がスタート。足場がかかって大工と板金が屋根の葺き替えに取り掛かる。もう一つは給排水の取り付けで便器、エコキュート、流しなどを取り付け。 
 
現場が重なると急に忙しくなる。仕上げ工事の方は業者が何組も入るので目を離せない。指示通りかどうか器具取り付けに問題がないか….とにかく目が離せない。 
 
一応監督はするのだがほんの一瞬目を離すと問題が出る。管理の仕事は手配が一番重要だ。誰がいつ工事して次は誰がと順序よく入れる。もちろん材料は予め準備はする。 
 
仕上げ工事には10種類以上の業者が来る。自分の都合で来るから重なる事もしばしば。狭い現場で5人も来るとぶつかる事故や汚したりする。誰がやったかわからないケースが多い。 
 
おそらく大きな現場だと綿密に打ち合わせて予定を組む。住宅だと金額が小さすぎてあっという間に終わる。時間まで指定できない。待たされる業者も出る。 
 
あまり感情的になって怒鳴ったところでどうにもならない。冷静に対処するしかない。職人不足は微妙に業者間の力関係を変えている。仕事が多い業者は面倒なところから切っていくからだ。 
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家の変化

雨が降ったり安定しない天気。朝から昨日の続きのタイル貼り。今日は目地を詰めた。足りなくて明日も残りを工事する。午前中明日から始まる現場へ息子と下見に行く。 
 
コロナの騒ぎも慣れたと言うか怖さも薄れた。マスクもしなくなったがこれはマズイ。他人に対するエチケットのようなものだ。マスクも洗って再使用している。 
 
明日からは新築の現場の仕上げ工事が佳境に入る。エコキュートや便器、照明器具、塗装が入る。明日はキッチンも予定している。今週末にかけほぼ完成する。 
 
外部の黒さと内部のホワイト一色がくっきり別れる。凝りに凝った手つくりのキッチンも今までとは少々変わっている。そう思うのは私だけかもしれないが。 
 
家も変化し変わっていく。電気関係の進歩は目覚ましくリモコンとかスマホで操作とか凄くなってきた。凄いと思うのは遅れている証拠で勉強不足なだけだ。 
 
電気工事の業者は平気年齢が圧倒的に若い。彼らは操作とか種類とかに詳しく時代の流れに沿っている。他の業者は60代が主力なのと大きく違う。施主の好みと相通ずるからちょうど良いのだろう。


減る続ける業者

今朝も6時半過ぎには業者から電話が。業者は朝が早くて作業場を7時前に出るのが普通だろう。出る前に現場の確認をしたいので電話をする。当たり前になって何とも思わなくなったが。 
 
完成間際になると色んな業者から確認の電話が来る。日程の調整が一番で順序が逆だと大揉めになる。また遅れるかどうかの判断も重要で適切に入れるのが肝心だ。 
 
業者とてヒマな訳がなく一気に片付けたい。何度も通うようだとコストも嵩み余計忙しくなる。複数の業者をいつの段階で入れるか綿密な打ち合わせが必要だ。そして必ず来てもらわないとならない。 
 
今はどちらかと言うとヒマな方だろう。昨年の絶頂期だと業者は目が回るほど忙しかった。こちらの要望を聞いてもらうより都合に合わせる感じだ。いつといつしか行けないとなる。 
 
コロナのせいで先行きが見通せないので業者も無下に断ったりしない。比較的融通が利くと言うことだ。問題は回復して忙しくなった時だ。当然職人が増えることはないので仕事を受ける能力は大幅に減る。 
 
コロナ後の景気に関しては回復するだろうと楽観的に考えている。取るのでなく出来るかどうかが心配なのだ。工期が遅れたりコストが増えたりするだろう。業者と職人が減り続けるからだ。 
 
汚い、キツイ、危険な業種から足りなくなっている。機械化や合理化が一番難しい業種でもある。建材などで対応が難しいからだ。下請け業者とうまく付き合いできないと仕事が完成しない。 
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