青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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エキスパンジョイント

何だかわからないが今日も暑い。現場は外部工事の最中なので外で仕事をする。真夏並みに日陰が恋しい。稲刈りも日曜がピークで半分以上が終えた。落穂を拾う居残り組の白鳥が飛んでいる。 
 
いつものことだが大工が遅れ気味でなかなか進まない。ご自宅も工事しているからお施主様は承知の上だ。刻みからもう直ぐ2ヶ月になる。2ヶ月もあればできると思っていたがあとひと月はかかる。 
 
既存と増築部分の連結がうまくいかなかった。プレハブの建物と在来工法の建物をつなぐ。基礎もなく地面に置いただけの建物に基礎を打った建物をつなぐのだ。 
 
プレハブの方は鉄骨造で持ち上げても良いように頑丈にできている。単独では問題ないが揺れると増築部分との連結部分が壊れる。エキスパンジョイントと言う繋ぎ方だ。 
 
別々に動いても良いように作るのだが壁や床はつながっている。屋根だって漏るようでは困る。意図的に弱い部分を作りそこに歪みがいくようにする。電車などの連結部分みたいなものだ。 
 
以前増築工事があってその工法でやった。その時は在来工法の意建物同士だったから簡単だった。ジョイント部分で建物ごとに強度を考える。お互いが別個のものと考える。その時よりは今回が難しい。


カラマツの板

昨日に続き暑い。現場は外壁の板張りと角南張りが進む。板を張るとイメージがやっと湧いてくる。今までは下地のままだったのでどう言うイメージかお施主様には分かりにくかった。 
 
外部の板張りはカラマツの幅8寸の厚板を縦に貼る。継ぎ目はまたカラマツの目地を上から打ち付ける。凹凸があるから影が生じる。奥行き感があって良い感じになる。 
 
カラマツの板は狂いやすく割れやすい。だから樹齢60年とかでないと取れない。直径が60センチもあるような丸太が必要だ。流石にこれぐらいになると狂いも割れも少なくなる。 
 
私の所有する山から出したもので外壁用にと幅8寸と6寸の板をとった。径が大きいものはなかなか出てこないので貴重である。それをタダの外壁用にするのは丸太代がタダだからできる。 
 
6寸ならまだしも8寸幅は相当難しい。カラマツはねじれるように成長するするので乾燥により曲がる。成長が早いので60年ほどで芯が腐り始める。その位でないと安定した材が取れない。今回はヤニが多く雨に強いと使うことになった。
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朝市

昨日に続き真夏のような暑い日。昨夜は久しぶりに窓を開けて寝た。今日も現場は暑くて外部の工事が続いて大変だった。今週中にも外部が完成する。明日は外部用の板を運ばないとならない。 
 
日曜の朝、いつになく早起きをした。息子が釣りに朝3時に行く。ワンコが起きて吠えて目が覚めた。で、前から思っていたあることを実行することにする。 
 
当地の朝市は規模が大きいことで知られる。私もたまに出かけるが大概6時過ぎに行く。もっと早く行くとどうなっているか興味があった。昔出店者だった叔母が3時過ぎには出ると聞いた。 
 
早く行って出店の準備から見たかった。4時に着くと真っ暗で出航前の漁船が煌々と明かりをつけている。その灯と出店者の準備の明かりしかない。モノを並べているのだが暗くて見えない。 
 
その時間帯でもポツポツと客の姿はあって特定の店には並んで待っている。だいたい4時から5時前に出店をすると明るくなってくる。店が揃うのは5時過ぎなのだろう。 
 
そんなに早くから朝市に来る人はどんな人なのか。4時にはグルリと店を1周するほど集まるのは何だろうか。早くても値段は変わらないだろうに。確実なのは人が少なくぶつからないで歩けることだ。


廃業

朝の散歩から暑い1日。日中もぐんぐん気温が上がり作業場で加工を手伝って汗をかいた。まだまだ暑い日が続くようだ。近所の田圃は今日明日で半分以上刈ってしまった。 
 
コンバインで刈るので1日で終わってしまう。定年を過ぎて農業しかやることがなくなった同年代たち。体が動くうちは良いとして調子が悪くなったらできなくなる。 
 
私の家の田圃は両隣が今年から機構に貸してしまった。もう自分ではやらないと言う事実上の廃業宣言だ。それでも水利組合から抜けられないので泥上げには参加する。もちろん組合費も払う。 
 
農政は不思議なことや訳がわからないことが多い。だからと言って農業委員会とか各種会合に参加することもない。いずれ私の地域は自己耕作はいなくなるだろう。 
 
車より高いトラクターとか田植え機、コンバインなどは皆無駄になる。年に何度も使わないから実によく故障する。農機具屋は売り上げは減ってもメンテナンスで食うに困らない。 
 
何も農業だけでなく建築業でも同じだ。当社は作業場を持ち加工機械を設置している。廃業時には機械の撤去でかなりの金額になりそうだ。撤去費が高く元に戻すのにかかるのだ。もちろん中古の機械は売れるはずもない。


気温が上がって暑い。現場には警備会社の配線が来る。既存と新規に範囲が増える。配線工事は完了後にすると言うことでとりあえず外しただけ。 
 
午後からは電気工事屋が入り壁や天井裏の配線をする。これができないと壁天井が仕上げできない。壁の中に入るのは電気だけなのであとは工事が進む。と言っても大工は一人なので同じだが。 
 
事務所と展示場の間に小さな庭がある。5年前に息子が栗の苗を植えた。二種類あって3年前から実がつくのと今年からのがある。実が大きいのと渋皮が剥けやすいのの二種類だ。 
 
ポロたんと言う品種が中国栗のように渋皮がむける。木の成長も早く昨年もかなりの量が取れた。今年は一段と成長し実も大きくなった。味も甘くて美味しい。 
 
もう一つの方は実が大きい品種で木の成長が遅くて今年初めて実がついた。熟すのが遅くまだ実は落ちない。遅い栗のようでこれから熟す。落ちてくるのもまだのようだ。 
 
ハスカップも植えてあるが2年目の今年も大した実がつかなかった。葉が大きくなってきたので来年あたりは取れるだろうか。ハスカップは日当たりや条件が悪くても成長する。栗の木の下なので少し心配ではあるが。 
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