青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

090-1060-9764

古民家リフォーム

午前中は竹の伐採の後片付け。長年の枯葉が積もってかなりのゴミ。トラックで何回か運んでやっときれいになった。竹やぶで隠れてわからなかったが崖が迫って何らかの対処が必要かも。 
 
午後は作業場で打ち合わせ。連休は上の製材所が来週いっぱい休みなので当社も休みを取る。もちろん私は仕事さえあれば休みなし。電話もくるし来社予定もあるから細切れに休む。 
 
来月はリフォームも予定しているので材料の手配がある。建材や羽目板など特殊なものが多いので納期がかかる。特にサッシはトリプルなので納期が長い。 
 
何だかんだとリフォームとか中高年の仕事が増えている。リフォームと言ってもピンキリで水回りだけのただの修理と今までのイメージを変える大掛かりなものに分かれる。 
 
誰でも老後それも終の住処は木になるものだ。雨さえ漏らなければと言うのから新築にしようかどうしようかまで色々ある。ただの修理は家電店や水回り専門店などが増えている。 
 
当社が考えるリフォームは今までと徹底的にイメージを変えようとするものだ。普通リフォームと聞けば外部はサイディングを貼り中はビニールクロスが定番だ。 
 
そこに漆喰とか曲がりなど本物を持ち込むのが古民家リフォームだ。どうせやるならイメージを変えたいと言う方に応えようと言うものだ。新築に比べると安く済むのがウリだ。CIMG7247


高齢者の散歩

今日は朝から現場で竹の伐採。草刈機で簡単に切れるが根が残る。長い間の笹が重なって地盤が低い。明日も残った竹や枝を運ばないとならない。 
 
午後は陽が隠れて涼しい。連休前半は暑くなりそうだが今日明日はまだ涼しい。なので明日にも全部運んで終わらせたい。午前中は地盤調査も来て終わっていく。特に問題もなさそうだが来週の結果を見ないと。 
 
確認の看板を朝早く立てたが散歩の高齢者が多い。団地としては古くなって若者好みの家が少ない。散歩の方も60代か70代がほとんどだ。現場の向かいに知り合いがいて2回目の新築を4,5年前にしている。 
 
ウリである古民家リフォームの対象になりそうな家が多い。建売もあったので40年以上経つ古い家も残っている。このような家はリフォームもやらない可能性が高い。 
 
県で造成した団地なので公務員とか教員が多い。年金も恵まれているし安定した老後を送れる。古民家リフォームは50代後半から60代前半が主力だ。これを過ぎるとグッと減ってくる。 
 
とにかく散歩の高齢者が多いのはリフォームの可能性がある。手刻みの家で漆喰や外壁の板貼りは珍しい。注目を浴びる可能性も高い。何と言っても手刻みは激減している。


午前中は事務所と作業場。作業場では倉庫前の丸太を玉切りした。割って薪にするのだが乾燥しているためにチェンソーの刃がすぐダメになる。もちろん割るのも同じで相当難儀すると思う。 
 
午後から事務所で図面作成やら見積もり。昨日と違って晴れたが風が強いので薪運びは中止。明日は新しい現場の竹を切る。草刈機で着るのだが完全に殺すには除草剤を撒かないとならないかも。 
 
篠竹あるいは笹竹は日本古来の竹で真竹ともいう。地鎮祭などに使われる竹である。どこにでもある普通の竹で直径は2センチくらいにしかならない。なかなかしぶとくて放っておくと増えて笹薮だらけになる。 
 
山などでは木が生えにくくなるためわざと生やしたいままにする。刈り込むと雑木が生えてきて伐採が面倒になる。笹があれば土砂も流れにくいので役に立つ。雑木は大木にならないとすぐ流される。 
 
子供の頃はこの竹を切って針金で束ねて先端を炙って曲げてスキーを作った。曲がりやすいのと脂分があってよく滑る。庭木として孟宗とか黒竹が多くなったが山に行けばどこにでもある。家の近くに多くて空き家になるとすぐ竹が増える。 
 
山に生える根曲がり竹も似たような種類だろう。こちらはさらに背が伸びなくて笹竹になる。雪などで寝て生えるので中に入ると出るのに苦労する。根曲がり竹の筍を取りに入るがほんの少し入るだけでも出るのに苦労する。


オジサンのレベル

今日は冷たい雨の一日。せっかく咲いた桜も雨に打たれて萎れたまま。一日事務所で施工図面の作成。これがないと現場が進まない。昼食に戻った時以外はズッとパソコンの前。 
 
今使っているパソコンはiMacの2012年型。2年前に立ち上がらなくなって修理に出した。大枚7万円なりを払ったが買い変えるかどうか迷った。結局古いまま修理に出した。 
 
あれから2年が過ぎ調子は悪くない。特にスピードが遅いと感じることもない。使うソフトも古いし新しいものを受け付けなくなって不便なこともない。 
 
たまにネットで買い物をしたりするとパスワードが入力できなかったりする。メールソフトもたまに受け付けなくなるし。何日かすると治っているのでそのままになっている。 
 
Mac独特のことと思って特に気にしたこともなかった。先日ガラケーを女房と二人でスマホに変えようと思った。iPadの時もパソコンとの連携がうまくいかず使わずじまいになっている。 
  
iPhoneにしたらまた連携できずに単独で使うことになるだろう。どう考えても電話とカメラを別々に持ち歩くには変だ。現場写真はいつも撮るし電話も多い方だろう。メールチェックもできるならスマホの方が断然良い。 
 
実は携帯電話は持つのがすごく早かった。ショルダーホンと呼ばれ肩から下げる電話を持っていた。中継点が少なくほとんど使い物にならなかったが珍しさでうけていた。あれから何年もしてだんだん遅れてきた。 
 
パソコンもMS-DOSからいじっている。その割にはCADも3次元を使いこなせずただのオジサンのレベルだ。今更の感があるが基本から鍛え直さないとダメだ。まずはスマホあたりからと思っている。


一廉の大工

朝から小雨が続く。今は外部の仕事がないので影響はないのですが。作業場では墨付けの真っ最中。大工それも棟梁となれば自分の責任で墨付けをしなければなりません。上棟の時に合わないとスムーズに進みません。 
 
墨付けはまず大工の頭の中に家を建ててみることから始まります。これができないと墨を打てません。まず横からスタートして土台が最初です。次が二階床、二階天井、小屋組みと続き横は終了です。 
 
縦は一階の柱から二階柱、小屋束と上がっていきます。横材の寸法で同じ柱でも長さが変わります。構造がしっかり頭に入っていないと長さがわかりません。これだけで2,3週間かかりますが基本は一人でやります。 
 
水平な構造は良いですが私の設計は勾配天井やスキップ床が多いので面倒だと思います。ベテランの大工でも難しい方に入ると思います。息子の前はものすごく頭の回転が良い大工であっという間に墨をつけ刻んでいました。 
 
そこまでスイスイやれるようになるには年季が要ります。数をこなして構造と仕上がりを想像できるようにならないとなりません。まあぶっちゃけ頭の良さも必要でしょう。 
 
完成した後にどう見えるかがわかるようになるには相当の数を経てからになります。才能のあるものには失敗を恐れずやらせてみることです。経験こそが成長の早さを決めるのです。失敗をカバーしながらやらせることで一廉の大工に育てるのです。CIMG7242