朝の仕事が薪ストーブに点火して始まる。一番の早起きなので新聞を読むのと薪運びが日課だ。春先からせっせと貯めた薪は優に一年分を超える。作業場の整理も兼ねて不要な材を切っている。欲しい方には喉から手が出る焚き付け用が大量に作れる。
製材所がたくさんあった時代は細かい切れ端はどこにでもあった。減り続けて焚き付けに使えるような材が手に入らない。切れ端が大量に出るのでいつも不自由したことがない。柾目で割りやすい板を割って結束バンドで作った。
薪ストーブを設置した方のところへ配達している。これまで直径20センチの束を100近く作ったろうか。どこでも喜ばれるのだが作るこちらも実はメリットがある。チェンソーで伐って鉈で割るのがいい運動になっているのだ。ほぼ毎日夕方早めに帰って作業する。
昨年末の健康診断で血圧とか脂肪が増えてしまった。単なる運動不足なのだがナラの木で薪作りを始めた。最初はしんどくて身体中痛くなって挙句に腰のヘルニアになりかかった。急な運動がまずかったらしい。
体重が減り血圧が下がり飯がうまい。こんなに良いことだらけで早く始めれば良かったと思う。家内は友人に誘われたのをきっかけに散歩に歩き回る。徘徊老人よろしくアチコチに出歩く。あちらはあれで体調も機嫌も良くなり良いことだらけだ。