青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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回数券

昨日も今日も晴れて暖かく気持ちが良い。こう言うのを小春日和と言うのだろう。庭木が伸びて混んできたので間引きをした。サワラの木が30年を過ぎて大きくなった。息子と二人でチェンソーで伐った。
 
いつもの温泉は10回の入浴券がつづりになって一回無料券が付く。その度に別な券をくれるのだが何なのか聞いていなかったが数えたら10枚はある。聞くと無料で10回券の綴りをくれると言う。

考えてみれば随分通っているのに回数券を買うのは最近だ。20年はほぼ日曜毎に通うから回数券は何冊にもなった。単純に一年だと一月はタダになる。何も考えずに販売機でその都度買っていた。 
 
ここの温泉は小さく設備も古く当然客も少ない。そこが気に入ってここに来るのだが10人一緒の経験が無い。これで経営が成り立つのかと心配になる。回数券など無いだろうと勝手に思っていたのだ。どう見ても儲かっているように見えないからだ。 
 
お気に入りの温泉が無くなるのは困る。サウナは故障しっぱなしだし風呂桶や椅子も古い。それでも馴染み客がいて無くなるのは困るだろう。流行りのいかにも地元風なレストランとか名物なるものは多い。此処は大正時代から続く古い温泉だ。 
 
ファンはいても経営が厳しく廃業するところも多い。多少高くなっても無くなるよりはマシで潰れて欲しくない。ただ券を貰って何だがこれで厳しくなるなら高くても良い。そう思えば複雑な気持ちだがせっかくくれるものを返すわけにもいかない。


薪割り

公園は紅葉も過ぎ落ち葉が舞い散る。駐車場は落ち葉だらけで掃いても掃いてもキリがない。紅葉が綺麗なのも一瞬で風が強くなるとすぐ落ちてしまう。当たり前だが年々落ち葉は増える。事務所周辺は住宅増加で木は伐採されているのにだ。 
 
朝一番で薪ストーブの着火は日常になった。庭木の伐採やらベニア類などの残材が豊富にある。ナラに比べ燃え尽きやすいので面倒だ。運ぶのも焚べるのも手間が掛かる。それでも無くなる心配がないで安心ではある。 
 
昨年末の健康診断で血圧や脂肪に問題があって春先からせっせと運動をしている。と言ったって薪割りを始めただけだが。70歳になると健康保険から保健師さんが相談に来る。来たのが5月過ぎだったので格段に減っていて驚かれた。 
 
何せ整形外科にまで行く位夢中でやった。運動量も半端でなかったのか体重も何もかも変わった。大型トラック一台分を伐ってマサカリで割った。このマサカリが曲者で腰にくる。急に始めれば当然だ。仕事も少なかったのもあって夢中になった。 
 
おかげで今年はおろか来年まで心配ない。調子に乗って作業場の残材も片付けた。板や材木の残り物が大量にある。いつか使うと残したものだが一向に減らない。これを焚き付け用の小割り材に加工した。伐って割るのだが節の有無で苦労が違う。 
 
これまた夢中になってピックアップで2、3台は貯めた。これを薪ストーブの現場へ配って歩いた。ナラなどのマキは買えば手に入るが焚き付け用は苦労する。これが無いと着火が大変なのだ。ナラなどに比べ作るのは楽で腰が痛くなる心配はない。


ジョミジャム

いよいよ山も紅葉が始まり朝晩ストーブが恋しい。作業場から残材を持ち帰って薪に伐っている。2ヶ月ぐらいは持ちそうな程の量になった。欅とか大黒柱や梁の切れっ端などは乾燥し割るのに難儀する。  
 
我が家では最近ジャム作りに熱心だ。農家から安く仕入れたブルーベリーの冷凍があって煮てジャムにしている。何せ混ぜ物なしの天然100%である。程よい甘味と香りは既製品とは比べ物にならない。 
 
ところで我が家の庭にはジョミの木があって実が大量についている。所謂ガマズミ、ロシア語でカリンカである。山谷に行けばどこでも生えているのだが集めてジュースに加工したりする。作るのが手間でそれなりに高価だ。 
 
自分で作ると家内が言い出して実を採取して濾して煮詰める。実が小さい割に種が大きい。大量に集めたのだがほんの少ししか取れない。我が家の分だけで飽き足らず知り合いの所からも集めた。 
 
真っ赤に潰した液体をグラニュー糖を少し混ぜ煮詰める。適当なところで火を止め冷ますと出来上がりだ。実を洗って不純物を除き漉すのが大変だ。実の割に大きい種が曲者で少ししか取れない。 
 
味なのだがこれまでイチジク、ブルーベリー、リンゴなどとは比べ物にならない。強い酸味とクセがたまらない。以前ハスカップのジャムを食べたがこれに並ぶ。企業化は難しそうなので貴重なジャムである。
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アフター

朝からアフターの現場へ行く。途中業者と待ち合わせて作業開始。午前中かかって何とか仕上げたが気になるところがある。昼食で帰ったことでもあり明日にしようかとも思った。ところが明日は雨で工事できない。 
 
結局2回現場へ行くことになる。ここは当社で受けた一番遠くの現場だ。戻ると夕方で1日がかりになってしまった。しかし雨漏りだったが原因が昼過ぎてから思いついた。少し遅かったが。 
 
こう言う事はよくあるが原因がよくわからない。思いつくのに時間がかかってしまった。結果から言うと多分正解だ。触るとすぐ原因がわかってコーキンを詰める。これで雨漏りがなくなる筈だ。
 
思いついたらすぐ実行が基本で施主様の信頼はこう言う事で勝ち得る。別の日に行くのと今日中に完了するのは意味が違う。施主様は一度で済ませるのと二度では料金が気になる。余計かかるのでは思ってしまう。 
 
アフターは施主様には重大なことで持ちにも影響する。業者にとっては儲かるどころか赤字になることが多い。他の仕事のついでならまだマシで単独ならダメだ。素人が思うより職人の手間は高額だ。 
 
こちらのミスであれば仕方ないが経年変化とか壊したものは有料になる。当社では10年未満は無料にしている。アフターの責任があるから簡単に廃業できない。仕事が減ってもやれるうちは頑張るつもりでいる。


薪割り

朝の仕事が薪ストーブに点火して始まる。一番の早起きなので新聞を読むのと薪運びが日課だ。春先からせっせと貯めた薪は優に一年分を超える。作業場の整理も兼ねて不要な材を切っている。欲しい方には喉から手が出る焚き付け用が大量に作れる。 
 
製材所がたくさんあった時代は細かい切れ端はどこにでもあった。減り続けて焚き付けに使えるような材が手に入らない。切れ端が大量に出るのでいつも不自由したことがない。柾目で割りやすい板を割って結束バンドで作った。 
 
薪ストーブを設置した方のところへ配達している。これまで直径20センチの束を100近く作ったろうか。どこでも喜ばれるのだが作るこちらも実はメリットがある。チェンソーで伐って鉈で割るのがいい運動になっているのだ。ほぼ毎日夕方早めに帰って作業する。 
 
昨年末の健康診断で血圧とか脂肪が増えてしまった。単なる運動不足なのだがナラの木で薪作りを始めた。最初はしんどくて身体中痛くなって挙句に腰のヘルニアになりかかった。急な運動がまずかったらしい。 
 
体重が減り血圧が下がり飯がうまい。こんなに良いことだらけで早く始めれば良かったと思う。家内は友人に誘われたのをきっかけに散歩に歩き回る。徘徊老人よろしくアチコチに出歩く。あちらはあれで体調も機嫌も良くなり良いことだらけだ。