昨日の雪が残って一面銀世界。曇って雪がちらつき外部の塗装は休み。大工だけが現場で進んでいく。作業場では今日も二人で加工をする。木曜から二人応援が来るので下地などを加工しておかないとならない。人数が増えると一気に進んでいくからね。
今月に入って大工たちが春の現場までの”空き”が出てきた。つなぎの仕事を求めて当社にも声がかかった訳だ。本当はもっと早くから欲しかった応援ですが仕方がない。今からでも遅くないのでスパートをかけていきます。
職人不足が深刻な建築業界ですが専属の雇用関係を結ばないフリーは今でもかなりいる。当社の大工も基本的には会社雇用はない。仕事が出た時だけ集まって来る仕組みです。無いときはよそで応援として働いている。
雇用関係にないので失業や各種保険類も自分持ちだ。基本的には皆一人親方と言って自営業者なのです。自分で健康保険や年金をかけている。大工はまだ多くいるが他の職種ではサラリーマン化が進んできた。
雇用関係があるので毎日来るとか車や道具も用意してもらう。仕事がなくてもある程度保証されている。大工たちは仕事がなければ無収入な訳です。そこまで一匹狼ではなくサラリーマンと職人の中間的なところもある。
仕事や道具や車は会社が用意して働いた日数で給料を貰うところもある。職人の囲い込みもあって最近は一般的になってきました。ボーナス的なもので優遇する訳です。
当社も一時は息子を中心にそう言う組織を考えたのですが肝心の大工が嫌う。今まで自由にやってきたのがいきなり籠の鳥にはなれないのです。金の問題ではなく自分の働きやすい環境を求めてフリーでいたいのでしょう。サラリーマンには好き勝手に休んだり嫌いな奴がいたら辞めるとか理解しにくいところです。