青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝はなんとか保ったが雨に変わり外部塗装は中止。大工は半分に分かれ二人は現場、もうひと組は作業場。今月中になんとか大工工事を終わらせないと工期が遅れてしまう。あまり言わないようにしているがピッチをあげるように指示する。 
 
私はどちらかと言うと工期が遅れ気味でも丁寧な仕事をするようにいつも言う。住宅会社などは念仏のように早く早くと急かせるが嫌いだ。どこか他の部分でツメることを考える。家は大工が半分以上を握っている。 
 
木の家は小さなことでもきちんと作るのが肝心で長く保つ家は丁寧な仕事しかありえない。工期をかけない方法は建材とか出来合いを使うかやるべきことを端折るしかない。どちらも当社には馴染まない。 
 
しかし施主の立場になれば工期を守ることは重大なことだ。大工は今4人いるが明後日から二人応援が来る。都合6人で急ピッチで仕事が進むと思う。次の現場までいてくれる条件で頼んでいる。大工は長期的に契約すると見つけやすい。 
 
今週は壁の仕上げと一階天井を予定している。腰壁が多いのでそれにも時間がかかる。家全体の半分以上が腰壁付きになる。材料もだが手間も半端でない。杉とかであれば比較的簡単だが全て栗になる。腰板は下の巾木と上の見切りがないとできない。 
 
板が栗なら巾木見切りも栗なのでかなりの量を必要とする。幸いなことに土台を挽くと皮から板が出て来る。これを長年溜め込んでいるのでたくさんあった。フローリングを作るには不足する量で板材で在庫してあった。それを加工すれば作れる。 
 
もう一つはサクラと赤松のフローリングを作ったが栗も少し作っておいた。次の現場にと思っていたが腰板に使うことを思いついた。腰板は羽目板を縦にして使う。羽目板は目地が大きいがフローリングは突きつけになる。貼った感じが大きい面積だと中々面白い。