青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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昨日にも増して肌寒い一日。床屋へ寄って現場へ。左官屋が別の現場が延期だとかで今日から入る。クロス屋は連休前に目処をつけるとかで急ピッチ。てことは当初の話が変わって連休後にあらかた完成する。クロスと左官だけですがね。器具付けや細部の仕上げが順調なら20日前後にはできるかも。 
 
工期の予定を組むのは結構難しい。業者も予定があってこちらの都合良く運ばない。一日で予定が変更になるし油断できない。工事管理は順序があってこの業者ができないと次の業者が入れなかったりする。 
 
独立した業者を動かししかも変更が激しいところやせっかちですぐやってくれるところと様々だ。業者の仕事内容や難易度とか材料の入荷の様子とか色々な観点から判断する。年々職人が減って人数が少なくなるのが普通なので機動力は落ちている。 
 
もちろん職人はできる仕事があって腕も違う。それらも加味して現場が始まると業者選定をする。当社のように漆喰とか土壁とかやれる職人がいるかどうかが決め手になる。左官だけでなく大工も建具も安ければどこでもとはいかない。あまり関係がなさそうな電気、給排水も他所だと壁の中を通せても当社では難しい。 
 
左様に慣れた業者でないと面倒な仕事を要求するのが古民家などの家つくりだ。本格的な新築はもちろんリフォームであっても同じことだ。赤子の肌のような柔らかくキズが付きやすい杉の柱などは工具をぶつけたら修理が大変だ。 
 
他所だと何も気にしないで作業できることがここでは相当な神経を使ってしないとならない。そういう意味で慣れた業者でないとこちらも心配でしようがない。養生を剥がして掃除に大工が来るときにキズ直しが欠かせない。良いことに無垢は修理できるが建材はほぼ交換以外にない。