青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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エアコン

暑い日が続く。エアコンをほぼ1日つけっぱなし。夜も停めたら寝られない。こんなに暑いと感じたのは今までない。これも地球温暖化の影響なのか。温暖化ではなく沸騰化だそうだが納得する。エアコンは贅沢の世代なのだが付けないと命に関わる。 
 
つい10年前までは断熱は主に冬が主眼だった。熱計算も暖房をする前提でしていた。しかしである、夏の方がこんなに厳しくなると思わなかった。暖房設備は付けるのが当たり前でエアコンは勝手に自分で設置が多かった。だからエアコンは必ずしも家のデザインでは重要視されなかった。 
 
室内の目立つ壁面にドンと設置される。家の裏側にはエコキュートと一緒に室外機が並んでいる。まあ今では普通に見られる光景となった。室内はもちろん室外も置く位置を考慮をしていない。特にパイプが2階から何本も降りくる。ひどい光景ではあるがどどうにもできない。 
 
30年も前に取り付け位置が南側の目立つ場所だったことがある。せめてパイプだけでも隠そうと外壁材で蓋をした。いざエアコンをつり付ける際に業者が違反であるとクレームが付いた。何でも配管の曲がり部分は覆ってはいけないと。で、結局外壁材は剥がした。 
 
室外機を置く位置は大概裏側に持っていくからなんとかなる。問題は2階から繋がっている配管である。目立たないように黒とか茶色にして目立たなくしたい。あまり効果はなくデザイン的に台無しになる。本当はビルなどのようにダクトとか大型の室外機で連結配管をすれば良い。 
 
ダクトスペースとか価格的に相当な負担になる。個人の住宅ではまず削られる部分になる。と言うより気にしない方が多いのだ。何となくショボい住宅になる原因になっている。でもである、そんなことは言ってられないのだ。命に関わるとなればカッコ悪くても付けざるを得ない。カッコなんてそんなもの……..。


大雪

台風並みの雨が降りその割に暑いので快適ではない日が続く。寝室にエアコンがないので寝る時だけエアコンのある居間で寝る。和式の敷き布団で寝るので背骨が伸びて痛い。体がまっすぐになるのか起きると背中や腰が痛い。 
 
年々夏の雨が激しくなっている。代わりに冬は積雪が少なくそれはそれで助かっている。温暖化ってことだが夏は地獄の暑さが続くと言うことだ。私が子供の頃の印象だと50センチぐらいは積もった。30年ほど前は毎年雪で通行止めや午後出勤があった。 
 
サラリーマンの頃に事務所倉庫の傍に置いた車に雪が落ちて潰れた。車両保険対象外で自腹で直したのがいた。地震と同じで普通の事故のようにいかない。大屋根の落雪は相当な衝撃で屋根が凹みフロンガラスは割れる。かなりの費用で途方に暮れたものだ。 
 
毎年4、50センチ積もるのが普通で除雪で午前中は仕事ができなかった。30年前の話で今だったら考えられない。温暖化は急激に進んだってことだ。SDGsが騒がれたのは2、3年前からだが地球環境という意識が強くなった。 
 
それを言う割には住宅は国産化が進んでいない。それどころかますます国産材の家作りが減ってきている。材料の木材が手に入りにくくなり使える職人のレベルも下がっている。製材所や加工屋さんとか大工の作業場も無くなってきた。 
 
当社もいつかは作業場を閉めることになる。加工機械も動かすこともないので維持費が出てこない。借りている作業場の残材などを少しずつ処分している。省エネとか耐震の問題は伝統工法には不利に働く。国産材の集成材が増えてプレカットが当たり前になった。 
 
手刻みをしようにも無垢の乾燥材がどこにもない。自分で製材をし乾燥して作る以外にできない。作業場と倉庫は必需で経費はかなりかかる。これでは業者が増える訳もない。だから製材所も成り立たない。大雪のようにいつ間にか消えていくしかない。


火事

昨日事務所の道路向かいで火事があった。古い住宅密集地だったこともあり消防車がたくさん集まった。10台以上も集まり警察も2台来て交通整理にあたった。現場は細い路地から入るのと消火栓が道路にしかない。消防車同士で連結して作業したようだ。 
 
通行止めに近いので事務所前にずらりと車が並んだ。埒があかないので事務所でUターンする。一台やると次々と入ってターンする。出入り口が広くてターンするにはちょうど良いからだ。隣の公園は出入り口が狭いし見物の車も多い。 
 
道路沿いは新築住宅が増えたが奥に入ると古い住宅がだらけだ。入る道路も狭く昔の分譲住宅が多い。築30年以上の家が多く行き止まりになっている。以前は規制が緩く道路が狭くても建てられた。既存道路扱いですれ違いできないようなのもあった。 
 
昨日のように火事があったりすると消防も入れない。防火の面でも敷地も狭いし木造だから延焼しやすい。古い貸家から出火し隣も燃えた。空き家も多いし貸家になっているところも増えた。家賃も安く高齢者の一人住まいになっている。 
 
空き家は家賃の安い貸家になりやすい。設備も古く若者は敬遠するが高齢者は我慢する。亡くなる方もいたりイメージが悪くなる。益々売れなくなるし空き家になってしまう。相続などで所有しても住むのでもなく借りる方がいれば貸してしまう。 
 
管理も適当でゴミ屋敷状態になりやすい。こういう所は火事も多いし近所迷惑になる。解体するにも費用がかかるし放置するのもある。売れるものであれば売りたいのが本音だが車が入れない所は売れない。 
 
過疎地の空き家と違って市街地の売れない空き家は問題が多い。行政も打つ手がないのだが中心地に近い所は補助を出すところもある。固定資産税も高く行政としてはもとが取れるのだろう。新築はお隣さん次第で将来の価値が決まる。
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穴を掘る

梅雨なのか連日スキっとしない天気が続く。庭木の手入れが終了してこちらはスキッとしている。今は他人の家だが元は私の事務所だったところだ。もちろん庭木も私が植えたもので30年も手入れをしてきた。ここが道路側の一番見える庭だ。 
 
奥の現事務所と新しい建物の間にも庭がある。真ん中に栗が植えてあって結構な大木になった。秋には実が大量に収穫できる。傍にハスカップを植えてあるがなかなか実がつかない。貰ったのを自宅に20年も植えてあったが実がつかない。 
 
で、こちらに移してみたがやはり実がつかない。原因はどうやら同種の木だけだと付きにくいらしい。別な種類のハスカップ苗を植えると良いらしい。栗の下で陽が当たらないのでもう一つの庭に植え替える予定だ。三角敷地なのであちこち空き地がある。 
 
ここの敷地は奥にあって出入りが不便な場所だ。公園には面しているので陽はあたる。ここは元道路で掘ると下は石ころだらけで掘りにくい。ツルハシで掘るのだが直径50センチ深さ50センチの穴を掘ると相当疲れる。良い運動と言いたいところだが病み上がりにはキツい。 
 
ここに穴を5、6個開けて腐葉土を入れてある。秋には移植と新しい苗を植える予定だ。ここは出入りには建物の間を通って行く。事務所や道路からは見えない場所にあって今までずっと空き地だった。広さは車なら2台ほど停めることができる。砂利だらけで雑草もあまり生えない。 
 
公園に面しているから目立つし陽も当たる。何かを植えるには良いと思ってはいた。下が石だらけなのは承知してたから木を植える発想はなかった。で、思いついたのがハスカップの移植だった。ツルハシで穴を開ける難儀な方法を思いついた訳だ。IMG_2396