青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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西日本は梅雨が明けて本格的な夏突入。当地はこれから月末にかけ雨が降って最後の梅雨に入る。明けると9月いっぱい暑い日が続く。今日も日が照らず涼しい。せっせと図面描きにをして頭がカッカして丁度良い。業者発注がこれから本番になる。再見積もりとか色々調整が必要だ。 
 
久しぶりの本格的な古民家住宅なので気合が入る。2年くらい本格的なのがなかったので余計だ。2年前に山を買って丸太がかなり在庫になった。現場がなかったのと資金繰りに困って他所に売ってしまった。一部が残っているが良いのしか売れない。 
 
当社で山を買うのは規格外の長尺を欲しいからだ。また広葉樹特に欅なども買うことがある。これも大黒用に在庫するためだ。古民家風が続けば在庫がなくなるのだがないと減らない。5,6年前に大量に森林組合から残り物を買った。市場に出しても売れない半端ものだ。 
 
半端ものと言っても曲がったものが主だ。当社にとっては必需品なので在庫して乾燥したい。これがないと古民家はできないからだ。しかし半端ものと言っても広葉樹は高い。かなりな資金になる。 
 
欅など値の張るものを売って資金繰りに使ってしまった。残り物に福と言うのはこのような場合は当てはまらない。ただの曲がった材しか取れない。それでも曲がり材として使うことはできる。その使い道がしばらくなかったのだ。 
 
今回の現場は10年在庫した栗を使う予定だ。50センチ角になっているが修正挽きで45センチくらいになる。それでも滅多にない太い大黒柱だろう。カウンター材とか階段材など節のない良材がないので購入しないとならない。 
 
木が好きで丸太を集めるのを”木馬鹿”と言う。大工などに多いが市場の入札に行くとよく一緒になった。在庫もしこたま抱えて現場が減って捌く機会がない。で、困って買ってくれと電話がくる。なんだかんだと言っても使い道が減っている証拠だろう。在庫してまで買う必要がなくなるので山の仕事がますます減っていく。