青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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いよいよ秋の到来で今朝は冷え込んだ。作業場では大物の刻みが最終コーナーに差し掛かり息子は朝早くから遅くまで頑張る。来週末にも刻みが完了しサンダーかけに入る。一部はすでにやっているが大物はまだこれからだ。 
 
曲がりなどの刻みが佳境に入り組んだ感じが少しずつわかるようになった。曲がりの高さが目の高さとか小口が顔のあたりに来るとか。図面で描いても具体的な寸法は刻んで見ないとわからない。曲がり同士は特にそうで墨付けでやっと寸法が出る。 
 
私は一階は天井が高く二階は低く考えた。前にも述べたが二階は蔵などのように低い構造材を見せるように設計した。思ったより少しだけ高いがお施主様は高い方が良かったようだ。二階のホールから見て曲がりは低いところは目の高さくらいだ。次々と重なって高い部分は屋根裏近くまでいく。 
 
一階から高いところに曲がり同士の連結が見える。あまり高いと見えにくいのでできるだけ低くしたかった。素人にはその辺のイメージが湧きにくいかもしれない。当たり前だが見たこともないだろうからわかりにくい。 
 
今回の刻みで間違いがすごく少ない。息子が経験が豊富になったのと熱意だろう。忘れないように一気に朝から晩まで休みなしでやり続ける。そこは熱意がないとできない。疲れるし間違ってはいけないと言う緊張感でしんどいと思う。 
 
あとひと月で上棟になるが組んだときに間違いが出ると進まなくなる。そう言うプレッシャーもあるから家に帰っても気になる。建て始めたらあとはなるようになるものだ。もう少しの辛抱と言うところだ。