青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝が冷え込むわりには日中は気温が上がった。日も出て午前中はお施主様と現場で打ち合わせ。お施主様も鐵工所経営なので職人肌で納得するにも時間がかかる。些細なことでも時間をかけて納得するまで説明を聞く。内部外部のデザインとかこちらの考えを伝えて反応を見る。 
 
設計者の中にはデザイン等について施主の意向を聞かないと言うのもいる。私はできるだけ聞いてダメなものは説得することにしている。いきなりこちらの意向を通そうとしたり無視したりはしないようにしている。となると施主の反応次第で時間をかけたり強引にいったりする。 
 
所詮素人は思いつきにも限度があってまあ子供騙しみたいなことを言う。無下に反対したり無視はできない。時間をかけて説明し納得するまで諦めない。私はどちらかと言うと現場で思いつくタイプなので図面段階でできることが少ない。建ててから色々思いつくと言う困ったタイプなのだ。 
 
大工は基本的に最初の図面の通り作る。あとで変更は手間がかかることが多いから嫌う。しかし後でないとわからないこともあるのも事実だ。息子が棟梁なのは意見が通りやすいのがある。外注で現場単位取り決めだと後からの変更は追加工事になる。当たり前だがこだわった家つくりは後での方がわかりやすい。で、変更が多くなる。 
 
そしてそれを施主に説明するのだが相手も職人で簡単に納得しない。大工たちは言い合いをするこちらを呆れた眼差しで見ながら仕事をする。基本的には施主が納得するまで続くから2,3時間はすぐ経つ。今日のはエアコンの取り付け位置だった。 
    
こうやって手間がかかるのは大工だけでなく設計にも膨大な時間をかけて家を建てる。かけた時間に比例して施主の満足度が上がると言うことだ。このやり方は変える気がないから年間で建てられる棟数が限られてくる。大工も一つの現場に半年もかかりっきりだからちょうど良いのだが。cimg5503