朝から羽目板の引き取りに行く。初めての取引でとりあえず今の現場で使う。軒裏に使うのだがまだ内装がある。加工の仕方が各種あって今回は目地が小さいタイプを買った。
工場本社へ行ってから別なところにある加工工場へ行った。以前に社長と一度行ったことがあった。なんとか思い出しながら着いた。もちろん注文の羽目板はできていてすぐ積み込む。工場の方に在庫の板や仕掛品などを見せてもらう。
こちらの製材所は中央の問屋に一定の材木だけを作って売っている。品種を決めて特化しているわけだ。その過程で出た節のない板を溜めて羽目板に加工する。選んであるから無節だけで値段も安い。
地元にあった加工屋も次々と廃業し少し遠くまで行かないと加工できない。今は片道2時間かけて持ち込んだり引き取る。今度は少し近くなって小一時間ほどでいける。
今まではネットで買うこともあって価格も運賃込みになると安くない。今度からは引き取るから運賃は発生しない。そのぶん安くなるからコスト的には有利だ。しかもモノも悪くない。他社は節なしはほとんど白太で割れやすく厚みもない。しかも出来幅も12センチあって10センチ以下のものとは違う。
いい家を作るためには良い業者と良い材料が必要だ。大工は息子だし作業場も完備している。あとは乾燥した材木と仕上げ材があれば良い。大家でもある製材所は宮大工相手なので良材の在庫がたくさんある。選んで買えるのでわざわざ在庫までする必要もない。
羽目板やフローリングは材料を持ち込み加工していたが高品質なものがすぐ手に入るのであればその方が良い。持ち込み加工は金も時間もかかるし必要量以上に作るから無駄が出る。使う量だけ買うのであれば資金繰りも良くなる。