青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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今日は朝から新築現場は業者が集まる。呆れた清掃業者が日曜に業務をずらすことになった。こちらの都合で悶着を起こしてしまった。それでも足場は外れ便器はついたし建具も半分終わった。明日で取り付け関係は良いところまで行く。 
 
リフォームの現場も電気工事が入って内部の配線が急ピッチで進んだ。大工たちはサッシ交換と物置の二つに分かれた。息子は外壁の板張りで物置を作る。ササラを付けた本格的な鎧張りなので和風っぽくなる。母屋も道路面は同じ仕様で連続して印象を一致させる。 
 
サッシ交換が進んで外断熱と一緒に張り替えが進む。内部は床が終わって配線や配管を施工している。これが終わったら内装に入る。今の壁を漆喰が塗れるようにボードを張り柱風の板をつける。漆喰ができると真壁の家と同じ内装になる。 
 
柱自体を交換するより簡単で既存の断熱材を残してさらに外部を強化する。天井もなるべく既存を残して下に別な天井を作る。こちらも断熱材が二重になる。構造的な強化の後で付け柱と梁を見せる。既存の梁も曲がりに交換したり梁型をつける。 
 
梁型は既存の梁の上に欅とか広葉樹の厚板を貼って張りのように見せる。既存の梁はそのままだからこちらも供されることになる。手持ちの板がたくさんあって模様的に面白いのもある。厚さが3センチ以上あるのでクロスのようなペラペラした感じはしない。 
 
古民家リフォームは既存の構造を生かして付け足して作る。だから断熱も強度も減ることはない。ただ本物ではないという点が新築と違う。見方によっては乾燥も十分だし割れの心配はない。模様の面白さを重点的に考慮する。 
 
リフォームは普通ならビニールクロスと建材でやる場合が多い。漆喰とか曲がりとかあまり使うところはない。当社は曲がりを製材して在庫する。製材の際に板が出てくる。これを有効に生かすのに古民家リフォームが考えついた。名称未設定-1