青森県八戸市の一級建築事務所 建築組 パックス有限会社

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朝から霧雨がぱらつき台風の影響なのか風も強い。犬の散歩も早めに切り上げ自宅倉庫の材木が飛ばされないように片付けた。それほど強くは降らなかったが。 
 
森林組合の担当者が木を見て欲しいと朝から現場へ行く。樹齢4,50年の雑木林。センとかナラのやや太めのが何本か。あとは栗が少々とさして魅力はない。 
 
曲がりに使えそうな太さの木がある。ヤマサクラやミズキ、朴….なんの木かわからないのとか。直径40センチ前後と曲がりとしては使いやすい寸法。曲がり具合も一曲がりといい感じだ。 
 
遠目にまっすぐだと思ってもグルリと一周すると結構曲がっている。一曲がりだと製材するにも楽だし乾燥で変な割れ方もしない。何でもそうだがあまり捻くれているのは使いにくい。 
 
今伐っても乾燥に2,3年かかる。樹齢4,50年くらいだと確実に割れが入る。捻くれているの程大きく割れる。目が良いかどうかはギャンブルだが外部の枝の出具合でわかる。高樹齢だと割れにくいし修正挽きをやりやすい。 
 
若い木はそもそも太く荒挽きできないからそのまま使うよりない。一発勝負でよく木を見て選ばないとならない。荒挽きは幅が8寸以上で挽きたい。修正挽きで仕上げに5,6寸くらいにしたい。多少割れていても挽けば割れが取れる。 
 
樹齢4,50年はせいぜい幅が6寸くらいにしか挽けない。しかも割れが入る確率は高い。しかしチップ用の値段で買えるから安い。何本か買って割れるのを承知で在庫する。中には割れないのも出てくる。薪用に処分する羽目にならなきゃいいけど。